英検2級とは?高校卒業程度のレベル・出題形式・要約問題をわかりやすく解説

情報確認日:2026年8月17日
本記事の試験形式・試験時間・問題数・出題内容・合格基準スコアは、公益財団法人 日本英語検定協会の公式サイトおよび2026年度の現行情報を確認しています。試験内容・検定料等は変更される場合があるため、受験前には必ず英検公式サイトで最新情報をご確認ください。

英検2級は、英検協会が「高校卒業程度」と示している級です。

現在は、準2級と2級の間に準2級プラスが新設されているため、以前のように「準2級の次はすぐ2級」と考える必要はありません。

2級では、社会的な話題について、文章や話の展開を追いながら内容を理解し、自分の考えを詳しく伝える力が求められます。

「2級はどんな試験?」
「要約問題は何語?」
「リスニングは何回流れる?」
「面接では何をする?」
「大学受験ではどう使われる?」

そんなときに確認できるよう、2026年8月時点の現行形式を、英検公式情報を中心に整理します。

※英検協会は「2級合格に必要な単語数」を公式には公表していません。市販教材などでは語彙数の目安が示されることがありますが、本記事では「約5,000語」などの数字を公式の必要語彙数として断定しません。


英検2級の基本情報

項目2026年8月時点
公式のレベル目安高校卒業程度
一次試験リーディング・ライティング85分+リスニング約25分
二次試験英語での面接 約7分
リーディング31問
ライティング英文要約1題+意見論述1題
リスニング30問・すべて放送1回
一次試験合格基準スコア1520
二次試験合格基準スコア460

英検公式のCan-doリストでは、2級について、

社会的な話題について、文章や話の展開を把握しながら概要・要点・詳細を理解し、自分の考えを展開を考えながら詳しく伝えることができる

ことが目安として示されています。

「高校卒業程度」は、受験者の年齢を示すものではありません。

英検は各級とも年齢・職業・学歴を問わず受験できます。


試験時間と形式

一次試験は、

  • リーディング・ライティング:85分
  • リスニング:約25分

です。

一次試験に合格すると、約7分の面接形式の二次試験に進みます。

2024年度第1回からの問題形式リニューアルで、2級はリーディング問題が38問から31問に減り、ライティングは従来の意見論述に英文要約が加わって2題になりました。

筆記時間85分、リスニング、二次試験の時間には変更はありません。

古い問題集や記事には、2023年度以前の形式が残っていることがあります。これから対策を始める場合は、2024年度第1回以降の現行形式に対応しているかを確認しておくと安心です。

検定料について

検定料は年度や受験方式・会場によって異なります。

最新情報は英検公式サイトで確認してください。

公益財団法人 日本英語検定協会
英検(実用英語技能検定)の公式ウェブサイトです。受験の申し込みや試験日程・検定料・過去問題の閲覧、合否の確認ができます。高校・大学への入試優遇や単位認定優遇、英語教育に従事される団体・学校関係者の方向け研修・セミナー情報もご覧ください。

準2級プラスから2級で変わること

2025年度から準2級プラスが新設されたため、現在は、

準2級 → 準2級プラス → 2級

という段階があります。

ただし、順番にすべて受けなければならないわけではありません。

① 扱う話題がより広がる

準2級プラスでは「身近な社会的な話題」が中心ですが、2級では社会的な話題について、文章や話の展開まで捉える力が求められます。

英検公式の出題例には、

  • 教育
  • 科学
  • 自然・環境
  • 医療
  • テクノロジー
  • ビジネス

などが挙げられています。

② 読むときに「文章の展開」も意識する

2級では、単に一文ずつ意味を取るだけではなく、段落同士がどうつながっているか、文章全体がどう展開しているかをつかむことが大切になります。

③ ライティングは「要約+意見論述」

2級では、

  • 英文要約:45〜55語
  • 意見論述:80〜100語

の2題が出題されます。

準2級プラスと形式・語数は同じですが、扱われる文章や話題の難度は級に応じて設定されています。

④ 面接では3コマの展開説明がある

2級の二次試験では、60語程度のパッセージを音読し、内容について答えたあと、3コマのイラストの展開を説明します。

さらに、社会性のある話題について自分の意見を答える問題があります。


英検2級の出題内容

リーディング

現在の2級のリーディングは31問です。

① 短文の語句空所補充:17問

文脈に合う語句を選びます。

問題文は短文や会話文です。

単語だけを日本語訳で覚えるより、実際にどんな文脈で使われるかも一緒に確認しておくと理解しやすくなります。

② 長文の語句空所補充:6問

説明文を読み、空所に合う語句を選びます。

前後の一文だけではなく、段落全体の流れを見ながら考えることが大切です。

③ 長文の内容一致選択:8問

Eメールや説明文を読み、内容についての質問に答えます。

2級では、概要・要点・詳細だけでなく、文章の展開を追って読むことも意識したいところです。


ライティング|英文要約+意見論述

2級のライティングは2題です。

① 英文要約:45〜55語

英文を読み、その内容を45〜55語の英語で要約します。

要約では、自分の意見を書くのではなく、元の文章に書かれている重要な内容を整理して短くまとめます。

最初から「きれいに要約しなければ」と構えなくても大丈夫です。

まずは、

何についての文章か → 大事なポイントはどこか → その内容を短い英語でつなぐ

という順番で練習すると、形が見えやすくなります。

② 意見論述:80〜100語

指定されたTOPICについて、自分の意見と理由を書きます。

語数の目安は80〜100語です。

英検公式では、2級の英作文を、

  • 内容
  • 構成
  • 語彙
  • 文法

の4つの観点で採点すると案内しています。

難しい単語をたくさん使うことより、まず問いにきちんと答え、自分の意見と理由が分かる文章にすることが大切です。


リスニング

リスニングは約25分・30問です。

2級では、すべて放送は1回です。

第1部:会話の内容一致選択 15問

会話を聞き、その内容についての質問に答えます。

第2部:文の内容一致選択 15問

物語文や説明文を聞き、その内容についての質問に答えます。

2級には、3級や準2級にある「最後の発話に対する応答を選ぶ問題」はありません。

会話やパッセージ全体の内容を聞いて答える2部構成です。

本番形式に慣れる時期になったら、公式過去問を使って1回だけ聞いて答える練習もしておくと安心です。


スピーキング|二次試験

一次試験に合格すると、二次試験に進みます。

面接は約7分です。

公式の試験内容では、次のような課題があります。

  • 60語程度のパッセージの音読
  • パッセージについての質問
  • 3コマのイラストの展開説明
  • カードのトピックに関連した事柄について、自分の意見を述べる質問
  • 日常生活の一般的な事柄について、自分の意見を述べる質問

問題カードを受け取ったあと、パッセージを20秒間黙読してから音読します。

イラストの展開説明では、20秒の考慮時間があります。

英検公式では、二次試験を、応答内容・発音・語彙・文法・語法・情報量・積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度などの観点で評価すると案内しています。

元のページにあった「Fluency・Accuracy・Interactionの3観点で評価」という説明は、現在の英検公式2級ページの表記とは異なるため、本記事では公式表記に合わせています。


合格基準スコア

英検2級の合否は、英検CSEスコアで判定されます。

2026年8月時点の合格基準は、

  • 一次試験:1520
  • 二次試験:460

です。

一次試験はリーディング・リスニング・ライティングの3技能を合算して判定されます。

「何問正解なら必ず合格」と単純には決められないため、正答数だけで合否を断定しない方が分かりやすいです。


2級の対策で意識したいこと

① 「必要単語数」の数字だけを追いかけない

英検協会は、2級合格に必要な単語数を公式には公表していません。

市販教材で語彙数の目安を見ることはできますが、

「5,100語覚えれば合格」
「毎日50語覚えなければ間に合わない」

と考える必要はありません。

過去問や長文の中で出会った語句を確認しながら、少しずつ読める範囲を広げていけば大丈夫です。

② 要約は早めに形式を知っておく

英文要約は2024年度第1回から加わった形式です。

現在は2026年度第1回を含め、英検公式サイトに現行形式の過去問が複数掲載されています。

「過去問がまだほとんどない」という状態ではありません。

まず1題見て、どのくらいの文章を45〜55語にまとめるのかを知っておくと、対策のイメージがつかみやすくなります。

③ 長文は「全部訳す」以外の読み方も練習する

2級では、社会的な話題を扱う長文が出題されます。

分からない単語が一つあるたびに止まってしまうと、文章全体の流れを見失いやすくなります。

まず段落の中心をつかみ、あとから細部を確認する読み方も練習しておくと、本番で時間を使いやすくなります。

④ ライティングは「伝わる流れ」を意識する

意見論述では、

意見 → 理由 → 説明・具体例 → まとめ

のように、読み手が内容を追いやすい流れを作ることが大切です。

最初から難しい表現を並べる必要はありません。

自分が使える表現で、問いに沿って内容を組み立てていけば十分です。

⑤ 面接は公式の流れを一度見ておく

面接は約7分ですが、入室から退室まで決まった流れがあります。

英検公式にはバーチャル二次試験もあります。

英語そのものの練習だけでなく、

「20秒黙読」
「No.2の前に20秒考える」
「カードを裏返してからNo.3・No.4」

といった試験の流れを知っておくと、当日の安心につながります。

⑥ 過去問は現行形式を使う

本番形式の練習には、2024年度第1回以降の現行形式に対応した過去問・問題集を使います。

英検公式サイトでは、現在、過去1年分3回の問題・解答とリスニング音源を確認できます。

公益財団法人 日本英語検定協会
英検(実用英語技能検定)の公式ウェブサイトです。受験の申し込みや試験日程・検定料・過去問題の閲覧、合否の確認ができます。高校・大学への入試優遇や単位認定優遇、英語教育に従事される団体・学校関係者の方向け研修・セミナー情報もご覧ください。

「最低5回解かなければならない」と回数を決める必要はありません。

一度解いてみて、どこで困ったのかを確認し、必要なところをもう一度やる。それで十分です。


準2級プラスを受けてから2級へ進むべき?

必ずしもそうではありません。

英検は、過去に受験した級に関係なく、どの級でも受験できます。

準2級プラスは、準2級から2級への橋渡しとして新設された級です。

だから、

「準2級プラスを取らないと2級へ進めない」

という仕組みではありません。

準2級プラスと2級、それぞれの過去問を見て、今の英語との距離や受験目的を確認してから決めれば大丈夫です。


おうち英語をしている子はどう考える?

普段から英語を聞いたり、読んだりしてきたお子さんにも、2級には2級ならではの試験形式があります。

特に、

  • 英文要約
  • 80〜100語の意見論述
  • 1回放送のリスニング
  • 3コマのイラスト展開説明

は、一度形式を知っておくと安心です。

一方で、

「おうち英語をしているから2級に受かりやすい」
「幼児期から英語をしていれば2級合格の可能性が高い」

と一律には言えません。

これまで英語のある環境を続けてきた時間は大切にしながら、受験すると決めたときに、必要な試験形式へ少しずつ慣れていけば大丈夫です。


英検2級は大学受験でどう使われる?

英検2級は、大学入試や単位認定などで活用されることがあります。

ただし、

  • 利用できる級
  • 必要なCSEスコア
  • 出願資格
  • 加点
  • 得点換算
  • 試験免除

などの扱いは、大学・学部・入試方式・年度によって異なります。

そのため、

「2級を取れば大多数の大学で英語試験が免除される」
「2級は大学受験への切符」

と一律に言うことはできません。

受験で利用する場合は、志望校の最新の募集要項を確認してください。

英検公式には、英検を入試等で活用している学校を検索できるページもあります。

入学前も入学後も、英検が決め手!英検・TEAP・IELTS 活用校検索

合格率について

ネット上では「英検2級の合格率は30〜35%」などの数字を見かけることがあります。

ただし、英検協会は現在、級別の合格率を公表していません。

そのため本記事では、古い年度や出典不明の合格率を、現在の難易度を示す数字として使用しません。

合格率よりも、今の問題形式を確認して、

「どこはできそうか」
「どこは少し慣れておきたいか」

を見る方が、次にやることが分かりやすくなります。


英検2級の学習に使えるページ

英検2級 おすすめ単語帳比較ガイド

2級向けの単語帳を比較し、それぞれの特徴や選び方をまとめています。

英検2級単語帳おすすめ比較
英検2級におすすめの単語帳を比較しました。特徴やレベル、価格、選び方をわかりやすく紹介。ご家庭に合った一冊選びの参考にしてください。

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2級向けの問題集を比較し、それぞれの特徴や選び方をまとめています。

英検2級 問題集おすすめ比較ガイド
英検2級におすすめの問題集を比較しました。特徴やレベル、価格、選び方をわかりやすく紹介。英検対策にぴったりの一冊選びをサポートします。

無料ダウンロード・無料ツール

英検学習に使えるPDFや無料ツールをまとめています。

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まとめ|2級は「高校卒業程度」。まず現行形式を知れば大丈夫

英検2級は、英検協会が高校卒業程度と示している級です。

2026年8月時点では、

  • リーディング・ライティング85分
  • リスニング約25分
  • リーディング31問
  • ライティングは英文要約45〜55語+意見論述80〜100語
  • リスニングは30問、すべて1回放送
  • 二次試験は約7分
  • 一次合格基準1520、二次合格基準460

という形式です。

準2級プラスより扱う話題も文章の展開も少し広がります。

でも、受験を決めたからといって、毎日の英語を全部「2級対策」に変える必要はありません。

まず公式の過去問を一度見て、今の形式を知る。

必要なところだけ少しずつ練習する。

そのくらいから始めても大丈夫です。

おうち英語は、すぐに結果が見える取り組みではありません。

だからこそ、不安になる日もあると思います。

でも、目に見えない時間にも意味があります。

毎日の小さな積み重ねは、お子さんの中で少しずつ力になっています。

焦らなくて大丈夫。

子どもには、自分で育つ力があります。

その力を信じて、今日も親子で英語を楽しんでいきましょう。


参考・公式確認先

  • 英検公式|2級の過去問・試験内容
    https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_2/
  • 英検公式|2級の試験内容
    https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_2/solutions.html
  • 英検公式|2024年度 問題形式リニューアル
    https://www.eiken.or.jp/eiken/2024renewal/
  • 英検公式|英検Can-doリスト(2級)
    https://www.eiken.or.jp/eiken/about/cando/list/grade_2.html
  • 英検公式|英検CSEスコアとは
    https://www.eiken.or.jp/cse/
  • 英検公式|ライティングテストの採点に関する観点および注意点(1級・準1級・2級)
    https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/2016scoring_w_info.html
  • 英検公式|実用英語技能検定 受験規約
    https://www.eiken.or.jp/eiken/apply/private/eiken_disclaimer.html

更新履歴

  • 2026年8月17日|英検公式の2026年度現行情報を確認し全面改稿。公式に公表されていない「必要単語数約5,000〜5,100語」と現在非公表の合格率を削除。一次試験を「リーディング・ライティング85分+リスニング約25分」、二次試験を「約7分」に修正。リーディングを31問(短文空所17・長文空所6・内容一致8)に修正し、存在しない「会話文空所補充5問」の記述を削除。ライティングを「英文要約45〜55語+意見論述80〜100語」に修正。リスニングを2部構成・各15問・すべて1回放送に修正。二次試験を60語程度の音読、3コマのイラスト展開説明、意見問題に統一。評価観点を英検公式表記に修正。準2級プラス新設後の位置づけを反映。「2級合格で大多数の大学の英語試験免除」「大学受験への切符」「4〜5か月で合格」「毎日30〜50語」「週2〜3回オンライン英会話」「過去問最低5回」など根拠を示せない一律の断定・学習量指定を削除。


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