英検3級に合格。
次は準2級を目指そうと思ったとき、
「3級と同じ勉強を続ければいい?」
「単語はどのくらい増やせばいい?」
「長文が急に難しくならない?」
と気になるかもしれません。
3級から準2級へ進む4か月で大切なのは、
語彙量と長文を大きく増やすこと。
3級で経験した、
- リーディング
- ライティング
- リスニング
- 面接
という4技能の形は、準2級でも続きます。
ただし、同じ形式をそのまま少し難しくするだけではありません。
読む文章が長くなる。
必要な語彙が増える。
扱う話題が広がる。
ここが大きな変化です。
準2級ではリスニングも変わる
3級では、リスニングの一部の問題が2回放送されます。
一方、準2級ではリスニングはすべて1回放送です。
そのため、3級までのように「もう一度聞けば分かる」ではなく、
1回で要点を取る練習
も少しずつ入れていきます。
また、準2級ではライティングの語数も増えます。
Eメール:40〜50語
英作文:50〜60語
3級までより長い英文を書くことになるため、直前にまとめて練習するのではなく、2〜3か月目から少しずつ書く量を増やしていくと進めやすくなります。
次回の受験まで約4か月あるなら、
1か月目:準2級との距離を知る
2か月目:語彙と読解の土台を増やす
3か月目:長文・ライティングを本格化する
4か月目:過去問で本番に仕上げる
という流れが分かりやすいです。
3級と準2級は何が違う?
英検公式では、
3級:中学卒業程度
準2級:高校中級程度
とされています。
3級では「身近な英語」、準2級では「日常生活に必要な英語」を理解し、使用できることが求められます。
試験時間も長くなります。
| 3級 | 準2級 | |
|---|---|---|
| リーディング・ライティング | 65分 | 80分 |
| リスニング | 約25分 | 約25分 |
| 二次試験 | 約5分 | 約6分 |
| レベル | 中学卒業程度 | 高校中級程度 |
つまり、
3級までに身につけた4技能を土台にして、準2級では読む・理解する量を増やしていく
というイメージです。
まずやること|準2級の過去問を1回解く
3級に合格したら、最初に準2級の過去問を1回解いてみます。
まだ準2級の単語帳を始めていなくても構いません。
目的は、
今の自分と準2級の間に、どんな差があるかを見ること。
英検公式サイトには、過去1年・3回分の一次試験問題、解答、リスニング音源が公開されています。二次試験のサンプル問題もあります。(英検公式サイト)
最初の過去問では、
- 単語が分からない
- 長文が最後まで読めない
- 文法で迷う
- Eメールが読みにくい
- ライティングで書く内容が浮かばない
- リスニングが速く感じる
など、どこで止まったかを確認します。
点数だけを見る必要はありません。
準2級で何を増やす必要があるかを知るための1回です。
1か月目|準2級との距離を知る
最初の1か月は、
準2級の問題を知って、必要なものを洗い出す期間
です。
やること
- 準2級過去問を1回解く
- 間違いを分類する
- 準2級単語を始める
- 長文を少しずつ読む
- ライティング問題を一度書いてみる
- 二次試験の形式を確認する
間違いは、
①語彙
②文法
③読解
④ライティング
⑤リスニング
くらいに分けておくと、その後の勉強が組みやすくなります。
特にここでは、
「単語が分からないから長文が読めない」のか、
「単語は分かるけれど文章になると読めない」のか
を分けて見ておくと便利です。
2か月目|語彙と読解の土台を増やす
2か月目は、この4か月の中でもかなり大切です。
テーマは、
語彙+読む量。
準2級では、短文だけでなく、
- 長文の語句空所補充
- 長文の内容一致
- Eメール
- 説明文
などが出題されます。(英検公式サイト)
だから、単語帳だけ進めて終わりではありません。
やること
- 準2級単語を毎日
- 短文問題
- 長文を定期的に読む
- 分からなかった語彙を復習
- ライティングを継続
- リスニングも止めない
おすすめなのは、
単語を覚える
→ 文章の中で見る
→ 問題で使う
という流れです。
単語帳では知っていたのに、長文で出てくると分からない。
これは珍しくありません。
準2級では、文章の中で語彙を理解できる状態まで持っていくことが大切になります。
3か月目|長文とライティングを本格化する
3か月目は、
準2級形式で読む・書く量を増やす期間
です。
ここからは、
- 語彙問題
- 会話文
- 長文空所補充
- 長文内容一致
- Eメール
- 英作文
- リスニング
を並行して進めます。
準2級のライティングは現在、
Eメールへの返信1問
+質問に対して意見を書く英作文1問
です。
3級でも同じ大枠を経験しています。
だから準2級では、
「初めて書く」のではなく、より正確に、より内容のある英文を書く
方向に進みます。
ライティングで見ること
書いたら、
- 質問に答えているか
- 必要な内容が入っているか
- 理由が伝わるか
- 文法や語順に大きなミスがないか
- 同じ表現ばかりになっていないか
を確認します。
そして、
書く → 直す → もう一度書く
を繰り返します。
長文は「毎回全部訳す」必要はない
準2級対策で時間がかかりやすいのが長文です。
でも、問題を解くたびに全文を日本語へ訳す必要はありません。
まずは、
何について書いている文章なのか
をつかむ。
次に、
設問で聞かれている場所を探す。
そして間違えたときだけ、
「どこで意味が取れなかったのか」
を確認します。
読む練習の目的は、
日本語訳を作ることではなく、英文から必要な情報を取れるようになること。
準2級では、この読み方に慣れていくことも大切です。
3か月目から面接も少しずつ
準2級の二次試験は、英語で約6分です。(英検公式サイト)
3級で面接を経験しているので、
面接そのものが初めてではありません。
ここは3級合格者の強みです。
ただ、準2級では扱う内容や質問のレベルが上がります。
だから3か月目くらいから、
- 英文を音読する
- 内容について英語で答える
- 絵や状況について説明する
- 自分の意見を英語で答える
という練習を少しずつ入れます。
一次試験が終わってから全部始めるより、普段の勉強に少し混ぜておくほうが進めやすいです。
4か月目|過去問で本番に仕上げる
最後の1か月は、
準2級の問題を、本番時間の中で解けるようにする期間
です。
やること
- 公式過去問
- リーディング・ライティング80分で解く
- リスニングまで通して解く
- 間違えた問題を分類
- 語彙の抜けを戻る
- 長文の弱点を確認
- ライティングを書き直す
- 面接を通して練習する
特に準2級では、
リーディングだけで時間を使い切らないこと
も大切です。
80分の中にはライティングも含まれます。
だから試験前には、
リーディング+ライティングを合わせて80分
で何度か解いて、時間配分を確認します。
4か月スケジュール早見表
| 時期 | 目的 | 主な勉強 |
|---|---|---|
| 1か月目 | 準2級との距離を知る | 過去問・単語開始・弱点分類 |
| 2か月目 | 語彙・読解を増やす | 準2級語彙・短文・長文・ライティング |
| 3か月目 | 準2級形式に慣れる | 長文・Eメール・英作文・リスニング・面接 |
| 4か月目 | 本番に仕上げる | 過去問・時間配分・弱点補強・面接 |
覚え方は、
知る → 増やす → 読む・書く → 仕上げる
です。
3級から準2級は「単語だけ増やす」では足りない
準2級になると、
「まず単語をたくさん覚えなくちゃ」
と思いやすいです。
もちろん語彙は重要です。
でも、
単語を知っていることと、長文を読めることは同じではありません。
単語が分かっても、
- 文が長くなると意味が取れない
- 前後関係が分からない
- 設問の答えを探せない
ことがあります。
だから2か月目以降は、
語彙と読解をセットで進める。
これが3級→準2級の大事なポイントです。
3級までの得意分野は、そのまま使う
3級に合格しているなら、
すでに、
- リーディング
- ライティング
- リスニング
- 面接
を一度経験しています。
つまり準2級では、
4技能をゼロから覚える必要はありません。
3級で得意だったものは維持する。
準2級の過去問で大きく落としている部分に、より多く時間を使う。
たとえば、
リスニングはかなり取れるけれど長文が弱いなら、読解へ時間を寄せる。
反対に、
読むのは得意だけれど英作文が安定しないなら、ライティングを増やす。
全員が同じ時間配分で勉強する必要はありません。
準2級では扱うテーマも少し広がる
3級では、家族・友達・学校・趣味・旅行など、身近なテーマが中心です。
準2級では、それに加えて、
教育・科学・自然・環境・歴史・海外文化
なども主な話題として挙げられています。
だから、
「英語は読めるのに、何の話か分かりにくい」
ということも出てきます。
そういう場合は、問題集だけでなく、
いろいろなテーマの短い英文に触れる
ことも準2級の読解対策になります。
準2級に向けて、やらなくてもいいこと
4か月あるからといって、
3級教材を最初から全部やり直す必要はありません。
また、
準2級単語帳を全部覚えてから長文を始める
必要もありません。
準2級は語彙量が増えるので、単語を完璧にしてから次へ進もうとすると、読む練習が遅れてしまいます。
おすすめは、
語彙を増やしながら、同時に読む。
そして過去問で、
足りないところを見つける。
戻る。
また解く。
この繰り返しです。
まとめ|3級から準2級の4か月は「語彙量と長文を大きく増やす」
英検3級から準2級へ進む4か月のテーマは、
語彙量と長文を大きく増やすこと。
3級で身につけた4技能をそのまま土台にして、
1か月目:準2級との距離を知る
2か月目:語彙と読解を増やす
3か月目:長文・ライティングを本格化
4か月目:過去問と面接で仕上げる
という順番です。
特に大切なのは、
単語だけを増やして、読む練習を後回しにしないこと。
語彙を覚える。
文章の中で読む。
問題で使う。
間違えたら戻る。
この繰り返しで、3級と準2級の間にある差を4か月かけて埋めていきます。
英検準2級を詳しく知りたい方へ
準2級のレベルや試験形式、ライティング、二次面接についてまとめています。
英検3級をもう一度確認したい方へ
3級のレベルや試験形式、ライティング、面接についてまとめています。
英検対策に使える無料ツール
英検関連の無料ダウンロード・無料ツールをまとめています。
英検の記事をまとめて探したい方へ
級別ガイドや勉強法など、英検の記事をまとめています。
英検準2級の公式情報
準2級の試験内容・過去問・リスニング音源・二次試験の情報はこちらです。



