情報確認日:2026年8月17日
本記事の試験形式・試験時間・問題数・出題内容・合格基準スコアは、公益財団法人 日本英語検定協会の公式サイトおよび2026年度の現行情報を確認しています。試験内容・検定料等は変更される場合があるため、受験前には必ず英検公式サイトで最新情報をご確認ください。
英検4級は、英検協会が「中学中級程度」と示している級です。
5級の次に目指す級として位置づけられ、一次試験ではリーディングとリスニングが出題されます。
「5級と4級は何が違う?」
「長文はどのくらい出る?」
「リスニングは1回?2回?」
「スピーキングテストは受けないと4級に合格できないの?」
そんなときに確認できるよう、2026年8月時点の現行形式を、英検公式情報を中心に整理します。
※英検協会は「4級合格に必要な単語数」を公式には公表していません。市販教材などでは語彙数の目安が示されることがありますが、本記事では「約1,300語」などの数字を公式の必要語彙数として断定しません。
英検4級の基本情報
| 項目 | 2026年8月時点 |
|---|---|
| 公式のレベル目安 | 中学中級程度 |
| 一次試験 | リーディング35分+リスニング約30分 |
| リーディング | 35問 |
| リスニング | 30問 |
| リスニング放送回数 | 全パート2回 |
| 級認定 | 一次試験のリーディング・リスニングで判定 |
| 合格基準スコア | 622 |
| スピーキングテスト | 約4分・任意・級認定とは別に合否判定 |
| スピーキングテスト合格基準スコア | 324 |
英検公式のCan-doリストでは、4級について、日常的な話題の短い文章や話の概要を捉え、初歩的な語句を使って考えや感想を簡単に伝える力が目安として示されています。
「中学中級程度」は、受験する年齢を決めるものではありません。
「何年生になったら受けるべき」と考えるより、まず問題を見て、今のお子さんにとってどのくらいの距離にある級なのかを確認すれば大丈夫です。
試験時間と形式
4級の一次試験は、
- リーディング:35分
- リスニング:約30分
です。
3級以上のようなライティングや二次試験の面接はありません。
4級には別にスピーキングテストがありますが、これは4級の級認定とは別のテストです。
スピーキングテストを受けなくても、一次試験のリーディング・リスニングで合格基準に達すれば、英検4級として認定されます。
2024年度の問題形式リニューアルは4級にはありません
2024年度第1回から英検の問題形式が一部変わりましたが、対象は3級以上です。
4級はこのリニューアルの対象ではありません。
ただし、今後変更される可能性はあるため、受験前には公式の最新情報を確認してください。
検定料について
検定料は年度や受験方式・会場によって変わることがあります。
最新の金額は英検公式サイトで確認してください。

5級と4級は何が違う?
| 項目 | 5級 | 4級 |
|---|---|---|
| 公式の目安 | 中学初級程度 | 中学中級程度 |
| リーディング | 25分・25問 | 35分・35問 |
| リスニング | 約20分・25問 | 約30分・30問 |
| 長文読解 | なし | 10問あり |
| リスニング放送 | 全パート2回 | 全パート2回 |
| スピーキングテスト | 約3分 | 約4分 |
4級で大きく変わるのは、リーディングに長文の内容一致問題が加わることです。
一方、リスニングについては、
「5級は2回、4級は1回」
ではありません。
4級も全パート2回放送されます。
ここは古い解説や記憶違いで混乱しやすいところなので、本番形式を確認するときに知っておくと安心です。
英検4級の出題内容
リーディング|35分・35問
① 短文の語句空所補充:15問
短文や会話文の空所に入る、文脈に合った語句を選びます。
単語そのものだけでなく、文の流れの中で意味をつかむ問題です。
② 会話文の文空所補充:5問
会話の空所に入る、適切な文や語句を選びます。
前後のやり取りを見ながら、会話の流れを考えます。
③ 日本文付き短文の語句整序:5問
日本文の意味に合うように、与えられた語句を並べ替えます。
「文法用語をどれだけ言えるか」ではなく、英語の語順に慣れているかが問われる形式です。
④ 長文の内容一致選択:10問
掲示・案内、Eメール、説明文などを読み、内容についての質問に答えます。
5級にはなかった形式なので、4級を初めて受けるときは、まず一度公式過去問で長さを見ておくと安心です。
一語ずつ全部訳そうとしなくても、
「誰の話?」
「何について書いてある?」
「いつ、どこで、何をする?」
と大きな流れをつかみながら読むところから始められます。
リスニング|約30分・30問
4級のリスニングは3つのパートに分かれています。
そして、3パートとも2回放送されます。
第1部:会話の応答文選択 10問
会話の最後の発話に対する、最も適切な応答を選びます。
補助イラストがあります。
放送は2回です。
第2部:会話の内容一致選択 10問
会話を聞き、その内容についての質問に答えます。
放送は2回です。
第3部:文の内容一致選択 10問
短い物語文や説明文を聞き、その内容についての質問に答えます。
放送は2回です。
「一度で全部聞き取らなければ」と構えなくて大丈夫です。
4級では2回聞けます。
1回目で全体をつかみ、2回目で確認する、という聞き方もできます。
スピーキングテストは4級合格に必要?
4級の級認定には必要ありません。
4級・5級のスピーキングテストは、一次試験とは別に行われる録音形式のテストです。
4級を申し込んだ人には受験機会がありますが、受験は任意です。
一次試験が不合格だった場合や欠席した場合でも、申込者はスピーキングテストを受けられます。
また、スピーキングテストの結果は、4級そのものの合否には影響しません。
4級スピーキングテストの内容
試験時間は約4分です。
主な内容は、
- 25語程度のパッセージの音読
- パッセージについての質問 2問
- イラストについての質問 1問
- 受験者自身についての質問 1問
です。
面接委員と対面する試験ではなく、パソコン・スマートフォン・タブレットなどを使って、音声を録音して受験します。
合格基準スコアは324で、4級の一次試験とは別に判定されます。
合格基準スコア
英検4級の級認定は、リーディングとリスニングのCSEスコアを合算して判定されます。
2026年8月時点の合格基準スコアは、
622
です。
問題数に対して「何問正解すれば必ず合格」と単純に決めることはできません。
正答数だけで一喜一憂するより、過去問で問題形式に慣れておくことの方が大切です。
4級の対策で意識したいこと
① 「必要単語数」の数字だけを追いかけない
英検協会は、4級合格に必要な単語数を公式には公表していません。
「約1,300語」といった数字は、市販教材などで目安として使われることがありますが、英検公式の合格条件ではありません。
単語だけを数えるより、短文や会話、長文、リスニングの中で何度も英語に触れていく方が、お子さんにとって自然なこともあります。
② 長文は、まず「どんなものか」を知る
4級では、5級にはなかった長文問題が出ます。
でも、いきなり長い英文をたくさん読ませる必要はありません。
まず公式過去問を開いて、
「このくらいの長さなんだね」
と親子で見てみるだけでも十分です。
形式が分かると、それだけで不安は少し小さくなります。
③ 文法を「全部覚えさせなきゃ」と考えなくて大丈夫
4級になると、5級よりいろいろな文の形が出てきます。
だからといって、文法用語を一つずつ暗記しなければ受験できないわけではありません。
普段読んだり聞いたりしてきた英文の中で、
「こういう言い方、見たことあるな」
という感覚も大切な土台です。
必要になったところを、過去問を見ながら少しずつ確認していけば大丈夫です。
④ リスニングは「1回勝負」ではない
4級のリスニングはすべて2回放送です。
1回目で分からなかったところがあっても、もう一度聞けます。
本番が近づいたら、公式過去問の音源で同じ流れを体験しておくと安心です。
⑤ 過去問は「何回やったか」より、形式を知るために
「最低3回」
「何周もしないとダメ」
と回数を決める必要はありません。
一度やってみて、
「長文で少し時間がかかった」
「会話問題は落ち着いてできた」
そんなふうに、本番の形を知るために使えば十分です。
英検公式サイトでは、過去1年分3回の過去問とリスニング音源を確認できます。

おうち英語をしている子はどう考える?
普段から英語の音を聞いたり、絵本を読んだりしてきたお子さんでも、英検には英検ならではの問題形式があります。
だから、
「おうち英語をしているからリスニングで必ず有利」
「文法を勉強していないから4級は難しい」
と、どちらかに決めつけなくても大丈夫です。
まず一度、公式過去問を見てみる。
今のお子さんにとって、
- 見たことのある形式はどれか
- 初めて見る形式はどれか
- 長文はどのくらいの長さか
を知るところから始められます。
普段の英語の時間を全部「英検対策」に変える必要はありません。
英語のある毎日はそのままに。
受験すると決めたら、少しだけ試験の形に慣れておく。
そのくらいでいいと思います。
合格率について
ネット上では「英検4級の合格率は約70%」などの数字を見かけることがあります。
ただし、英検協会は現在、級別の合格率を公表していません。
そのため本記事では、古い年度や出典不明の合格率を現在の難易度を示す数字として使用しません。
合格率を見て「受かりそう」「難しそう」と決めるより、今の問題を一度見てみる方が、その子にとっての距離は分かりやすいです。
英検4級の学習に使えるページ
英検4級 おすすめ単語帳比較ガイド
4級向けの単語帳を比較し、それぞれの特徴や選び方をまとめています。

英検4級 おすすめ問題集比較ガイド
4級向けの問題集を比較し、それぞれの特徴や選び方をまとめています。

無料ダウンロード・無料ツール
英検学習に使えるPDFや無料ツールをまとめています。

まとめ|4級は「中学中級程度」。5級より少し世界が広がる級
英検4級は、英検協会が中学中級程度と示している級です。
2026年8月時点では、
- リーディング35分・35問
- リスニング約30分・30問
- リスニングは全パート2回放送
- 長文の内容一致問題が10問
- 級認定の合格基準スコアは622
- スピーキングテストは約4分で、級認定とは別
という形式です。
5級より読む量も聞く量も増えるので、最初に問題を見ると「ちょっと増えたな」と感じるかもしれません。
でも、全部を急いで覚えさせなくても大丈夫です。
英語のある毎日を続けながら、受験が近づいたら問題形式を少し知っておく。
それで十分です。
参考・公式確認先
- 英検公式|4級の過去問・試験内容
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_4/ - 英検公式|4級の試験内容
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_4/solutions.html - 英検公式|英検Can-doリスト(4級)
https://www.eiken.or.jp/eiken/about/cando/list/grade_4.html - 英検公式|英検CSEスコアとは
https://www.eiken.or.jp/cse/ - 英検公式|4級・5級スピーキングテスト
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/4s5s/ - 英検公式|2024年度 問題形式リニューアル
https://www.eiken.or.jp/eiken/2024renewal/
更新履歴
- 2026年8月17日|英検公式の2026年度現行情報を確認し全面改稿。公式に公表されていない「必要単語数約1,000〜1,300語」と現在非公表の合格率約70%を削除。4級の公式レベルを「中学中級程度」に統一。一次試験を「リーディング35分+リスニング約30分」に修正。リーディングを35問(短文空所15・会話文空所5・語句整序5・長文内容一致10)に修正。リスニングを30問(10問×3部)・全パート2回放送に修正し、「4級は音声1回」という誤記を削除。スピーキングテストを「約4分・録音形式・任意・級認定とは別」と明確化し、合格基準スコア324を追記。4級の級認定はリーディング・リスニングで判定され、合格基準スコア622であることを追記。2024年度問題形式リニューアルは3級以上が対象で、4級は対象外であることを明記。一律の断定や学習量指定を削除。
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