英検公式では、「4か月あれば合格できる」という標準学習期間は示されていません。
この記事では、次回受験まで約4か月ある場合の学習モデルとして紹介します。
5級は中学初級程度、4級は中学中級程度。4級も級認定はリーディング・リスニングで行われ、スピーキングテストは任意です。
英検5級に合格。
次は4級を目指そうと思ったとき、
「すぐ4級の問題集を始めればいい?」
「単語からやり直したほうがいい?」
「4か月くらいで何をすればいい?」
と迷うことがあります。
5級から4級で大切なのは、5級の勉強を最初からもう一度やり直すことではありません。
4級で新しく必要になる、
語彙・文法・読解の幅を少しずつ広げること。
次回の受験まで4か月あるなら、
1か月目:4級との距離を知る
2か月目:語彙・文法を増やす
3か月目:読解と問題演習を増やす
4か月目:過去問で本番に仕上げる
この4か月は、次のように進めていくと取り組みやすくなります。
5級と4級は何が違う?
英検公式では、5級は中学初級程度、4級は中学中級程度とされています。
5級では「初歩的な英語」、4級では「簡単な英語」を理解し、それを使って表現することが求められます。
試験時間も少し長くなります。
| 5級 | 4級 | |
|---|---|---|
| リーディング | 25分 | 35分 |
| リスニング | 約20分 | 約30分 |
| 級認定に必要な技能 | Reading・Listening | Reading・Listening |
| スピーキング | 任意 | 任意 |
つまり4級では、突然まったく別の試験になるわけではありません。
5級で身につけた土台の上に、語彙・文法・読む量を増やしていく。
これが基本です。
まずやること|4級の過去問を1回解く
5級合格後、最初におすすめしたいのは、
4級の過去問を1回解くこと。
まだ4級の勉強を始めていなくても大丈夫です。
目的は合格点を取ることではありません。
見るのは、
- 知らない単語が多いか
- 文法で止まるか
- 会話文は読めるか
- 長めの文章になると難しいか
- リスニングはどのくらい聞けるか
というところ。
英検公式サイトでは、4級について過去1年分・3回分の過去問、解答、リスニング音源が公開されています。
ここで一度4級を解いておくと、
「4級だから全部勉強し直す」ではなく、「今足りないところを増やす」
という進め方ができます。
1か月目|4級との距離を確認する
最初の1か月は、4級を知る期間です。
やること
- 4級過去問を1回解く
- 間違いを分類する
- 4級単語を始める
- 5級範囲で曖昧な文法だけ確認する
間違えた問題は、
①単語
②文法
③読解
④リスニング
くらいに分けておくと、その後の勉強が組みやすくなります。
この時期のポイント
5級に合格したばかりなら、5級問題集を最初から全部やり直す必要はありません。
ただし4級問題を解いてみて、
「ここ、5級レベルなのに怪しいな」
というところがあれば、そこだけ戻ります。
復習するための復習ではなく、4級へ進むために必要なところだけ戻る。
このくらいで十分です。
2か月目|語彙と文法を広げる
2か月目は、4級の土台作りです。
ここで中心になるのが、
語彙と文法。
5級よりも読める単語が増えないと、文法問題だけでなく読解問題でも止まりやすくなります。
やること
- 4級単語を毎日少しずつ
- 文法・語順問題
- 短い英文を読む
- リスニングも継続する
単語だけを1か月やってから文法へ進む、というより、
単語+文法+短い英文
を並行するほうが、実際の4級問題につながりやすくなります。
文法は「問題で使えるか」を見る
文法用語をたくさん覚えることより、
4級の問題を見て答えられるか
を確認します。
問題集を解いて、
「この形でよく間違える」
というものが出てきたら、その文法を戻って確認する。
この繰り返しでOKです。
3か月目|読解と4級形式の問題を増やす
3か月目からは、読む量を増やします。
4級は5級よりリーディング時間が長く、公式の審査基準でも「簡単な文章を理解すること」が求められています。
この時期は、
- 語彙問題
- 文法・語順問題
- 会話文
- 読解問題
- リスニング
を4級形式で解いていきます。
毎回、点数だけで終わらせない
たとえば読解を間違えたときも、
単語が分からなかった?
文章の意味が取れなかった?
設問を読み違えた?
と原因を見ます。
単語が原因なら語彙へ戻る。
文法が原因ならその形だけ復習する。
こうすると、問題演習がそのまま弱点対策になります。
4か月目|過去問で本番に仕上げる
最後の1か月は、
「知っている」から「試験で解ける」へ仕上げる期間です。
やること
- 公式過去問を解く
- 時間を測る
- 間違えた問題だけ重点的に復習
- リスニングを本番と同じ流れで解く
- 本番前に1回、通しで解く
4級は、
リーディング35分+リスニング約30分
です。
普段は大問ごとの練習でも構いませんが、受験前には一度、
最初から最後まで本番と同じ時間で解く
経験をしておくと、時間配分を確認できます。
4か月スケジュール早見表
| 時期 | 目的 | 主な勉強 |
|---|---|---|
| 1か月目 | 4級との距離を知る | 過去問1回・弱点分類・単語開始 |
| 2か月目 | 土台を広げる | 4級語彙・文法・短文 |
| 3か月目 | 読める量を増やす | 読解・会話文・問題演習・リスニング |
| 4か月目 | 本番に仕上げる | 過去問・時間配分・弱点復習 |
覚え方としては、
知る → 広げる → 解く → 仕上げる
の4か月です。
リスニングが得意な子も、リーディングを後回しにしない
おうち英語を続けてきた子の場合、4級の過去問を解いてみると、リスニングよりリーディング側に課題が見つかることもあります。
その場合、
「リスニングができるから大丈夫」
ではなく、
4級では何が読めないのか
を確認します。
聞けば分かる単語でも、文字になると分からない。
文章が少し長くなると止まる。
語順問題になると迷う。
こうしたところが見つかったら、4か月はそこを重点的に埋めていきます。
一方、リスニングも練習を完全に止める必要はありません。
得意なところは維持しながら、足りないところに時間を多く使う。
という配分で十分です。
4級のスピーキングテストはどうする?
4級にもスピーキングテストがあります。
ただし、4級の級認定はリーディングとリスニングの一次試験だけで決まり、スピーキングテストは独立して合否判定されます。
そのため、
まず4級合格を目標にするなら、4か月の中心はリーディングとリスニング。
スピーキングテストも受ける場合は、試験の流れを確認して別途練習を入れる、という考え方で整理できます。
4級に向けて「やらなくてもいいこと」
4か月しかないと思うと、あれもこれもやりたくなります。
でも、
5級教材を全部最初からやり直す
4級単語帳を完璧にしてから問題を解く
何冊もの問題集を同時に進める
必要はありません。
まず4級過去問を解く。
足りないものを見つける。
そこを補う。
また問題を解く。
この繰り返しのほうが、4か月の使い方はシンプルです。
まとめ|5級から4級の4か月は「広げる」
英検5級から4級へ進むときのテーマは、
語彙・文法・読解を広げること。
5級で作った土台を捨てて、ゼロから始めるわけではありません。
1か月目:4級との距離を知る
2か月目:語彙・文法を広げる
3か月目:読解と問題演習を増やす
4か月目:過去問で仕上げる
この順番です。
そして最初にやるのは、
4級の過去問を1回解くこと。
そこで見つかった「5級と4級の差」を、4か月かけて一つずつ埋めていく。
これが、5級合格後から4級受験までの基本プランです。
あわせて使いたい英検ページ
英検5級をもう一度確認したい方へ
5級のレベル・現在の試験形式・スピーキングテストについてまとめています。
次に目指す英検4級について
4級のレベルや試験形式、5級との違いはこちらで詳しく確認できます。
無料ダウンロード・無料ツール
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