おうち英語ロードマップ|0歳から中学生まで、いつ何をするか

Q

次の段階に進むタイミングはどう判断しますか?

A

かけ流しを4年間行ったタイミングです。また、4年間の間に小学2年生以上になる場合には、中学生になるまでに英検何級に合格したいか、どのような英語力を身につけていたいかを考え、そこから逆算して次に進めます。


【回答カプセル】
おうち英語の進み方は、年齢ではなく「始めてから何年経ったか」で決まります。最初の3〜4年はかけ流しと読む力の土台づくり、その後は読書で英語力を伸ばしていく2段階です。0歳で始めても小学生で始めても、通る道は同じ。違うのは、その道に入る時期だけです。


このページでは、おうち英語をどの順番で進めるかを整理しました。お子さんが今どこにいるかを確かめて、次に何をすればいいかを見つけてください。


このロードマップの読み方

多くのロードマップは年齢で区切られていますが、このページは違います。年齢ではなく 「始めてから何年経ったか」と「どこまで読めるようになったか」 で進む場所が決まります。

理由はシンプルで、0歳から始めた子と5歳から始めた子では、同じ年齢でも到達している場所がまったく違うからです。年齢で区切ると、どちらかが必ず間違った場所を読むことになります。

全体像は次の2段階です。

段階内容目安
ステージ1かけ流しと、読む力の土台づくり最初の3〜4年
ステージ2読書で英語力を伸ばす土台ができてから

年齢で決まるのは、最初にどの教材から入るかだけです。


何歳から始めるかで、最初の教材が変わります

【回答カプセル】
最初に選ぶ教材は、始めるときの年齢で決まります。小学1年生までに始めるなら、かけ流し中心の教材から。小学2年生以降に始めるなら、読む練習が中心の教材から入ります。この分岐は最初の一度だけで、その後の進み方は同じです。

小学1年生までに始める場合

かけ流しを軸に、読む力を育てる教材を並行して使います。

  • かけ流し教材:パルキッズ プリスクーラー、またはキンダー
  • 読む教材:I Can Read、I Love Reading

「聞く量を貯めながら、少しずつ読む力も育てる」のがこの時期の形です。年齢が低いこの時期は、黄金期とも呼ばれ、かけ流しの効果も大きな時期です。

小学2年生以降に始める場合

かけ流しではなく、読む練習を中心にした パルキッズ ジュニア から入ります。

小学生になって年齢が上がるにつれ、1日90分のかけ流し時間を確保するのが現実的に難しくなります。ジュニアは1日15分ほどのオンラインレッスンのみで進む形式なので、忙しい小学生でも続けられます。

「遅く始めたから不利」ということではありません。この年齢には、この年齢に合った入口があります。


ステージ1:かけ流しと、読む力の土台をつくる

【回答カプセル】
最初の3〜4年は、英語の音を毎日たっぷり浴びながら、読む力の土台をつくる期間です。1日90分のかけ流しが中心で、親の英語力は必要ありません。この時期に見える成果を求める必要はなく、「毎日続いていること」そのものが成果です。

ステージ1の目標

英語の音を、意味と一緒に脳に蓄積することです。

日本語を介さずに英語を理解する回路は、この時期に作られます。単語の意味を教えたり、覚えさせたりする必要はありません。量を浴びていれば、意味は後から自然についてきます。

この時期に育つものについては、「リズム回路とは何か」「英語アタマとイメージ化」で詳しく説明しています。仕組みを知っておくと、成果が見えない時期にも迷いにくくなります。

ステージ1でやること

かけ流し(1日90分)

朝の身支度、食事中、遊んでいるあいだ。何かをしながらで構いません。集中して聞かせる必要はなく、BGMのように流れている状態が理想です。

大切なのは 毎日続けること です。1日270分を週2回より、短くても毎日のほうがより自然な環境となります。

読む教材(1日20分)

I Can Read、I Love Reading などを使って、文字と音を結びつけていきます。かけ流しで貯めた音が、文字と出会うことで「読める」に変わっていきます。

あわせて、Oxford Reading Tree(ORT)のような英語絵本を読み聞かせに取り入れると、読むことが楽しい時間になります。どのシリーズから始めるか迷ったら、「英語絵本シリーズ」でそれぞれの特徴を比べられます。

ステージ1で親がやること

  • 毎日おうちの中に英語の音が流れる状態をつくる
  • 教材に取り組む時間を、生活の中に固定する
  • 成果を急がない
  • できなかった日を責めない

英語で話しかける必要はありません。発音を教える必要もありません。おうち英語は「親が教えること」ではなく「家庭の生活の中に英語の環境をつくること」です。

ステージ2へ進む判断基準

目安は4年ほどですが、かけ流しをしている間に小学2年生以上になった場合には、年数ではなく読む力で判断してください。

  • 英単語を読むことができる
  • 簡単な文章であれば読むことができる
  • 英語絵本を読むことを嫌がらない

この状態になっていれば、開始からの年数にかかわらずステージ2に進めます。

なお、始めた年齢によって、ステージ1が終わる時期は変わります。0歳で始めれば4歳ごろ、5歳で始めれば小学2年生以降になります。


ステージ2:読書で英語力を伸ばす

【回答カプセル】
読む力の土台ができたら、あとは読書で伸ばしていきます。教材は4段階あり、年齢ではなく「どこまで読めるか」で進む場所が決まります。小学2年生で入る子も、中学生で入る子も、通る階段は同じです。

ステージ2の目標

まずは読む力育て、読解力を磨き、大量の英文を読むことで、語彙・表現・読解速度をまとめて伸ばす段階です。

語彙も表現も、最終的には文脈の中で身につきます。日本語でも、私たちは辞書を引いて語彙を増やしてきたわけではありません。たくさん読むうちに、いつの間にか意味がついてきた。英語でも同じことが起こります。

ここで伸ばしている「読解力」が具体的に何を指すのかは、「読解力とは何か」で解説しています。

教材は4段階

段階教材役割
1パルキッズ ジュニア読む練習で学習の軸をつくる
27-day English読む速度を上げる
3Oxford Bookworms Libraryまとまった量を読み込む
4The Book of Books本格的な英文学で仕上げる

The Book of Books は240ストーリー・のべ56万語。聖書、ディケンズ、シャーロック・ホームズなど、英語圏の教養の土台をなす作品が中心です。目指す英語力は英検準1級・1級です。

いま、どこにいるかを確かめる

「うちの子はどの段階か」を判断する基準は、辞書なしでどれくらい英文を読み進められるか です。級や学年ではありません。

1ページに知らない単語が何語もある状態で難しい本に入ると、読書が作業になってしまいます。それより1段やさしいところで量を稼ぐほうが、結果的に早く先に進めます。

または、読む力を育てる段階であれば、多読の前に読解力を身につけます。

現在地がわからないときは、当サイトの「英語リーディングレベル診断」で確認できます。

ステージ2で親がやること

この段階まで来たお子さんは、すでに英語を英語のまま理解する耳ができています。あとは、読書を通して英語力を伸ばしていく段階。親が意味を教えたりする必要はありません。

やることは、読む力を身につけ、読書環境を整えることだけです。

  • 静かに読める時間をつくる
  • 読んだ内容を面白そうに聞く
  • 辞書を引かせない
  • 面白くない本は飛ばしていいと伝える

読書を「勉強」にしてしまわないことが、続ける最大のコツです。


小学2〜3年生で、かけ流しからパルキッズジュニアに切り替える理由

【回答カプセル】
小学1年生までに始めた場合でも、小学2〜3年生になったらパルキッズ ジュニアへの切り替えを検討します。理由の1つは、小学生のうちに読解力を磨いた状態で、中学校に入学することが望ましいからです。それまでに、ジュニアを終え英書を読みこなす力を育てておくことを目標にします。

中学受験から逆算すると、4年生までが勝負

また。中学受験を視野に入れる場合、4年生以降は受験勉強が本格化します。英語にまとまった時間を使えるのは、実質的に3年生までです。

そこから逆算して、2〜3年生でジュニアに入り、4年生までに終えておく。これが無理のないペースになります。

3つの補強理由

読書での学習が向く年齢になる

3年生頃になると、耳から入れるより、読んで理解するほうが効率よく伸びる段階に入ります。ジュニアは、かけ流しではなく読む練習が中心の教材です。

90分の確保が難しくなる

学年が上がるほど、学校や習い事で時間が埋まっていきます。1日90分のかけ流しは、現実的に難しくなります。ジュニアは1日15分ほどのオンラインレッスンのみです。

学習習慣が身につく

ジュニアは毎日決まった時間に取り組む形式なので、学習習慣そのものが育ちます。学習習慣がついてくる3年生頃は、この形式と相性がいい時期です。


英検はいつから受けるか

【回答カプセル】
小学2年生くらいからの5級受験をおすすめしています。特に中学受験で英語を武器にするなら小学生のうちに準2級まで到達したいので、そこから逆算すると2年生スタートが無理のないペースになります。

とはいえ、3年生以上になってからでも問題はありません。目安として持っておくと、計画が立てやすくなるという程度に考えてください。

級ごとの詳しい内容は、それぞれの解説ページにまとめています。


よくある質問

Q

おうち英語は何歳から始めるべきですか?

A

0歳以降、何歳からでも始められます。小学1年生までに始めるならかけ流し中心の教材から、小学2年生以降なら読む練習中心の教材から入ります。遅く始めたから不利ということはなく、その年齢に合った入口があります。

Q

かけ流しは1日どのくらいすればいいですか?

A

1日90分が目安です。朝の身支度中や食事中など「ながら」で構いません。長さより、毎日続けることを優先してください。1日90分を週2回より、短くても毎日のほうが効果があります。

Q

親が英語を話せなくても大丈夫ですか?

A

大丈夫です。おうち英語は親が教えることではなく、家庭の生活の中に英語の環境をつくることです。親が意味を教える必要はありません。

Q

英検はいつから受けるのがおすすめですか?

A

かけ流しを4年間終えた頃、または小学2年生くらいからの5級受験をおすすめしています。特に中学受験をお考えの場合、英検を加算点にしたいとお考えであれば、小学生のうちに準2級まで到達しておきたいところです。そこから逆算すると2年生が目安になります。


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