英検準2級とは?高校中級程度のレベル・出題形式・ライティングをわかりやすく解説

情報確認日:2026年8月17日
本記事の試験形式・試験時間・問題数・出題内容は、公益財団法人 日本英語検定協会の公式サイトおよび2026年度第1回の現行情報を確認しています。試験内容・検定料等は変更される場合があるため、受験前には必ず英検公式サイトで最新情報をご確認ください。

英検準2級は、英検協会が「高校中級程度」と示している級です。

3級までと比べると、扱う話題が広がり、リーディングでは日常的な話題に加えて教育・科学・自然・環境なども登場します。ライティングは、2024年度第1回からEメールと意見論述の2題になりました。

「準2級って、急に難しくなるのかな」
「ライティングは何語書けばいい?」
「リスニングは何回流れる?」

そんなときに確認できるよう、2026年8月時点の現行形式を、英検公式情報を中心に整理します。

※英検協会は「準2級合格に必要な単語数」を公式には公表していません。市販教材などでは目安の語彙数が示されることがありますが、本記事では公式に確認できない数字を「必要単語数」と断定しておりません。


英検準2級の基本情報

項目2026年8月時点
公式のレベル目安高校中級程度
一次試験リーディング・ライティング80分+リスニング約25分
二次試験英語での面接 約6分
リーディング29問
ライティングEメール1題+意見論述1題
リスニング30問・すべて放送1回
二次試験音読、パッセージ・イラストへの質問、自分の意見など

英検準2級では、日常生活に必要な英語を理解し、使えることが求められます。

公式のCan-doリストでは、日常的な話題について、概要を捉えたり、自分の考えや情報を基本的な語句を使って伝えたりする力が目安として示されています。


試験時間と形式

一次試験は、

  • リーディング・ライティング:80分
  • リスニング:約25分

です。

一次試験に合格すると、約6分の面接形式の二次試験に進みます。

2024年度第1回からの問題形式リニューアルで、準2級は筆記時間が75分から80分に延長され、リーディング問題が37問から29問へ変更。ライティングは、従来の意見論述にEメール問題が加わり、2題になりました。

古い問題集や解説記事には、2023年度以前の形式が残っていることがあります。これから対策を始める場合は、2024年度第1回以降の現行形式に対応した教材かを確認しておくと安心です。

検定料について

検定料は年度や受験方式・会場によって確認が必要です。

最新情報は英検公式サイトで確認してください。

公益財団法人 日本英語検定協会
英検(実用英語技能検定)の公式ウェブサイトです。受験の申し込みや試験日程・検定料・過去問題の閲覧、合否の確認ができます。高校・大学への入試優遇や単位認定優遇、英語教育に従事される団体・学校関係者の方向け研修・セミナー情報もご覧ください。

3級から準2級で変わること

3級から準2級へ進むと、「急に全部が別物になる」というより、これまで使ってきた英語を、少し広い話題・少し長い文章の中で扱うようになります。

① 扱う話題が広がる

準2級では、学校・趣味・旅行・買い物などの身近な話題に加え、海外の文化、歴史、教育、科学、自然・環境なども題材になります。

「単語を何語覚えたら準2級」という一本の線で考えるより、いろいろな題材の英文に触れながら、文脈の中で語彙を増やしていく方が、実際の出題にはつながりやすいです。

② 読む英文が長くなる

短文だけでなく、物語文・説明文・Eメールなどを読み、内容を捉える問題が出題されます。

全部を一語ずつ日本語に直そうとすると時間がかかりやすいので、英文全体の流れをつかむ練習も大切になります。

③ ライティングが2題になる

準2級では、

  • Eメール:40〜50語
  • 意見論述:50〜60語

の2題が出題されます。

3級にもEメールと意見論述がありますが、準2級ではどちらも書く量が増えます。

④ リスニングはすべて1回放送

準2級のリスニングは3つのパートに分かれ、すべて放送は1回です。

「もう一度聞ける」と思っていると本番で慌てるので、ここは受験前に知っておきたいポイントです。

⑤ 二次試験では自分の意見も答える

二次試験では、音読やイラストの説明だけではなく、カードの話題に関連する質問や、日常生活の身近な事柄について自分の考えを答える問題もあります。

難しいことを言う必要はありません。まずは質問を聞いて、自分が言える英語で答える練習をしておくと、本番の流れがつかみやすくなります。


英検準2級の出題内容

リーディング

現在の準2級のリーディングは29問です。

① 短文の語句空所補充:15問

文脈に合う語句を選びます。

単語だけを単独で覚えるより、どんな文の中で使われるかも一緒に見ておくと理解しやすくなります。

② 会話文の空所補充:5問

会話の流れに合う文や語句を選びます。

前後のやり取りを読んで、「この返事なら次に何が来る?」と流れを追うことがポイントです。

③ 長文の語句空所補充:2問

物語文や説明文の空所に合う語句を選びます。

④ 長文の内容一致選択:7問

Eメールや説明文などを読み、内容についての質問に答えます。

細かい単語一つに止まりすぎず、まず「何について書かれている文章か」をつかむことが大切です。


ライティング|2024年度リニューアル後

準2級のライティングは2題です。

① Eメール問題

外国人の知り合いから届いたEメールを読み、返信を書きます。

現在の公式問題では、

  • 返信メールを書く
  • 相手のEメール内の下線部について、具体的な質問を2つ入れる
  • 40〜50語を目安に書く

という形式です。

「質問2つ」を入れ忘れないことも大切なので、練習するときから問題文の指示を確認する習慣をつけておくと安心です。

② 意見論述

QUESTIONについて、

  • 自分の意見
  • その理由を2つ
  • 50〜60語

で書きます。

英作文は、難しい表現をたくさん使うことよりも、まず質問にきちんと答えることが大切です。

意見論述は、英検公式で内容・構成・語彙・文法の4観点から採点されることが案内されています。


リスニング

リスニングは約25分・30問です。

そして大切なのが、第1部から第3部まですべて放送は1回ということです。

第1部:会話の応答文選択 10問

会話の最後の発話に対する、最も適切な応答を選びます。

第2部:会話の内容一致選択 10問

会話を聞き、その内容についての質問に答えます。

第3部:文の内容一致選択 10問

短い物語文や説明文を聞き、その内容についての質問に答えます。

聞き取れなかった一語を追いかけるより、誰が・何を・どうしたのかという全体の流れをつかむ練習をしておくと取り組みやすくなります。


スピーキング|二次試験

一次試験に合格すると、二次試験に進みます。

面接は約6分です。

公式の試験内容では、次のような課題があります。

  • 50語程度のパッセージの音読
  • パッセージについての質問
  • イラスト中の人物の行動を描写
  • イラスト中の人物の状況を説明
  • カードのトピックに関連した質問
  • 日常生活の身近な事柄についての質問

「きれいな英語を言わなければ」と構えすぎなくても大丈夫です。

まずは、質問を聞く、短くても自分の答えを返す、というやり取りに慣れておくことが本番の安心につながります。


準2級の対策で意識したいこと

① 単語帳だけで終わらせない

準2級になると、いろいろな題材の英文が出てきます。

語彙を覚えることは大切ですが、文章や音声の中で何度も出会うことで、「この言葉はこういう場面で使うんだ」と分かってくることもあります。

単語だけの日、長文を読む日、と完全に分けなくても大丈夫。毎日の英語の中で少しずつ出会いを増やしていけば十分です。

② 少し広いテーマの英文にも触れる

教育、科学、自然、環境、海外の文化など、準2級で扱われるテーマに触れておくと、初めて見る長文でも話題をつかみやすくなります。

子ども向けのニュースや読み物など、無理なく読めるものからでかまいません。

③ ライティングは「型」を一つ持っておく

意見論述なら、

意見 → 理由1 → 理由2 → まとめ

という基本の流れを練習しておくと、本番でも書き始めやすくなります。

Eメールは、

相手への返答 → 下線部への質問2つ

という指示を忘れないことが大切です。

最初から完璧な英文を書こうとしなくても大丈夫。まずは必要な内容を入れて、決められた語数の中で伝える練習から始められます。

④ リスニングは「1回で聞く」練習もしておく

普段の学習では何度聞いてもかまいません。

ただ、本番形式に慣れる時期になったら、公式過去問を使って1回だけ聞いて答える練習も入れておくと、試験当日の流れに慣れやすくなります。

⑤ 過去問は現行形式を確認する

2024年度から形式が変わっています。

本番形式の練習には、2024年度第1回以降の現行形式に対応した過去問・問題集を使うのが分かりやすいです。

英検公式サイトでは、過去1年分の過去問とリスニング音源を確認できます。

公益財団法人 日本英語検定協会
英検(実用英語技能検定)の公式ウェブサイトです。受験の申し込みや試験日程・検定料・過去問題の閲覧、合否の確認ができます。高校・大学への入試優遇や単位認定優遇、英語教育に従事される団体・学校関係者の方向け研修・セミナー情報もご覧ください。

準2級プラスとの違いは?

2025年度から、準2級と2級の間に準2級プラスが新設されています。

英検協会は、

  • 準2級:高校中級程度
  • 準2級プラス:高校上級程度
  • 2級:高校卒業程度

という目安を示しています。

準2級に合格したからといって、必ず次に準2級プラスを受けなければならないわけではありません。

どの級を次の目標にするかは、受験の目的や現在の英語との付き合い方に合わせて考えて大丈夫です。


英検準2級は受験でどう使われる?

英検は、学校によって入試や単位認定などに活用されることがあります。

ただし、どの級・CSEスコアを、どのように利用するかは学校・学部・年度によって異なります。

「準2級を持っていれば必ず有利」と一律には言えません。

受験での利用を考えている場合は、志望校の最新の募集要項を確認してください。

英検協会にも、英検を入試等に活用している学校を検索できるページがあります。

入学前も入学後も、英検が決め手!英検・TEAP・IELTS 活用校検索

合格率について

ネット上では「準2級の合格率は○%」という数字を見かけることがあります。

ただし、英検協会は現在、級別の合格率を公表していません。

そのため本記事では、古い年度の合格率を現在の難易度を示す数字として使用しておりません。

準2級は、3級までと比べて読む文章が長くなり、ライティングも2題になります。

数字に不安になりすぎるより、現在の問題形式を知って、必要なところを少しずつ準備していけば大丈夫です。


まとめ|まずは今の形式を知っておけば大丈夫

準2級は高校中級程度。

2026年8月時点では、

  • リーディング・ライティング80分
  • リスニング約25分
  • ライティングはEメール40〜50語+意見論述50〜60語
  • リスニングは30問、すべて1回放送
  • 二次試験は約6分

という形式です。

3級から進むと、文章も話題も少し広がります。

でも、受験すると決めたからといって、毎日の英語を全部「試験勉強」に変える必要はありません。

これまで続けてきた英語との時間を土台にしながら、本番が近づいたら問題形式に慣れていく。そのくらいから始めても大丈夫です。


参考・公式確認先

  • 英検公式|準2級の過去問・試験内容
    https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_p2/
  • 英検公式|準2級の試験内容
    https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_p2/solutions.html
  • 英検公式|2024年度 問題形式リニューアル
    https://www.eiken.or.jp/eiken/2024renewal/
  • 英検公式|英検Can-doリスト(準2級)
    https://www.eiken.or.jp/eiken/about/cando/list/grade_p2.html
  • 英検公式|準2級・3級ライティングテスト(英作文)について
    https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/2017outline_p23w.html

更新履歴

  • 2026年8月17日|英検公式の現行情報を再確認し全面改稿。試験時間を「筆記80分+リスニング約25分」、二次試験を「約6分」に修正。ライティングを「Eメール40〜50語+意見論述50〜60語」に修正。リスニング3部の内容と「すべて1回放送」を現行形式に統一。現在非公表の合格率を削除。パルキッズ固有の記述を級ガイドから削除。英検協会が「必要単語数」を公表していないため、約3,600語を公式必要語数のように断定する記述も削除。2025年度新設の準2級プラスについて現行の位置づけを追記。


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