英語の歌は、なぜか今でも一緒に歌えます。

家事をしながら、ふと鼻歌を歌っていました。

成長しても、子供の頃に聞いていた歌を歌えるのはなぜ?
子どもの頃に繰り返し聞いた歌は、脳の長期記憶に深く刻まれます。言葉の意味を理解する前の「音」として蓄積されるため、意識的な努力なしに、何年後でも再現できます。これが「かけ流しの威力」です。幼児期の音のインプットは、永遠の資産。だからこそ、この時期に良質な音環境を作ることが、何より大切なのです。

成長しても、子供の頃に聞いていた歌を歌えるのはなぜ?

家事をしながら、ふと鼻歌を歌っていました。

おうち英語をしていた頃、毎日のようにかけ流していた英語の歌です。

もちろん歌詞なんて覚えていません。

「ふんふ〜ん♪」

メロディーだけを適当に口ずさんでいると、リビングから子どもの声が聞こえてきました。

私の鼻歌に合わせて、一緒に英語の歌を歌い始めたんです。


「ちょっと〜? なんで覚えてるの?」

そう聞くと、

「なんでだろうねえ?」

まるで昔のCMソングでも歌っているような顔。

「母さん、メロディーしか覚えてないわよ?」

そう言いながら、気づけば二人でそのまま大合唱。

私はメロディー担当。子どもは歌詞担当。

最後まで歌い切って、二人で大笑いしました。いやあ、笑った。


なぜ、何年も前の歌を覚えていられるのか

子どもの頃に繰り返し聞いた歌は、脳の長期記憶に深く刻まれます。しかも、それは「意味を理解して覚えた記憶」ではなく、「言葉の意味を理解する前の、純粋な音としての記憶」です。

意味を伴わない音の記憶は、意識的な努力による記憶よりも、実は長く保持されやすいという性質があります。だからこそ、何年も経って、歌詞の意味などすっかり忘れてしまった後でも、メロディーとともにふと口をついて出てくるのです。

これこそが、「かけ流しの威力」です。幼児期に耳に入れた音は、その場では何の反応もないように見えても、何十年も色あせずに残る、いわば永遠の資産になります。この頃のエピソードのように、大人になった子どもがふと口ずさむ瞬間が、その証拠を見せてくれます。

だからこそ、幼児期という限られた時期に、良質な音環境を作ってあげることには、目先の成果以上の意味があるのです。


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