幼児・小学生の英語教材はどこまで到達できる? 主要教材レベルマップ

情報確認日:2026年8月15日
本記事の教材情報は、各社の公式サイト・公式FAQ・公式発表等を確認しています。価格・教材内容・サービス等は変更される場合があります。購入・申し込み前には公式サイトで最新情報をご確認ください。


幼児・小学生向けの英語教材を比べるとき、価格や教材量は比較しやすくても、「この教材で、どこまで英語力を伸ばせるのか」は分かりにくいものです。

各社が「日常会話」「英語の基礎」「高校英語相当」など、それぞれ異なる表現を使っているため、そのままでは横並びに比較できません。

そこでこの記事では、主要な家庭用英語教材について、各社が公式に示している対象年齢や学習内容・目標を、英検や学校英語との関係も見ながら整理します。

「どの教材が一番いいか」を決めるためではなく、わが家が目指したいところに合う教材を探すための地図としてお使いください。


1. 到達レベルの物差し:英検と学校英語の対応

まず、教材を比較するための物差しをそろえておきましょう。

幼児・小学生の英語力は、次のような段階で考えると全体像をつかみやすくなります。

区分公式の目安・位置づけ
英検Jr.(BRONZE〜GOLD)児童向けの「育成型ゲーム感覚」のリスニングテスト
英検5級中学初級程度
英検4級中学中級程度
英検3級中学卒業程度
英検準2級高校中級程度
準2級プラス高校上級程度
2級高校卒業程度

英検公式サイトより(2026年8月確認)

小学校では、3・4年生で外国語活動、5・6年生で教科として英語を学びます。

教材の到達レベルを見るときは、「小学校英語に親しむことを中心にした教材」なのか、「中学校以降の英語まで見据えた教材」なのかを分けて考えると比較しやすくなります。

英検協会では5級を「中学初級程度」としています。そのため、公式に英検5級以上を目標として掲げている教材は、小学校英語だけでなく、その先の英語学習も視野に入れているかどうかを見る一つの手がかりになります。


2. 買い切りセット型の到達点マップ

教材対象年齢公式が案内している内容・目標補足
ディズニー英語システム(DWE)0〜12歳くらい日本の高校卒業までに習う基本的な英文法をほぼ網羅教材内で扱う英文法の範囲についての説明。DWE卒業者の英語力を「高校卒業程度」とするものではない
サンリオイングリッシュマスター0〜小学生小・中学校レベルの文法を網羅。一部高校レベルの文法にも触れるフォニックスを含むAll English教材
パルキッズ(プリスクーラー〜ジュニア)0歳〜小学生パルキッズジュニアでは、英検3級〜準2級レベルを目指し、小学生のうちの英検準2級合格を目標として掲げている幼児向けから小学生向けへ一貫して続けられるラインナップ。到達目標を英検の級で示している
ミライコイングリッシュ0〜8歳幼児期に必要な基本的な文法・単語を扱い、フォニックスも収録1日30分の映像を中心に、英語の基礎やフォニックスに親しむ設計
七田式 7+BILINGUAL3〜12歳海外旅行や日常会話で使うフレーズの習得を目的としている海外旅行や日常会話で使うフレーズの習得を目的とした35日間のプログラム。英検級との公式な対応はなし

この表の読み方

各社が公式に案内している対象年齢、学習内容、目標を整理しています。英検との公式な対応が示されている教材はその級を掲載し、対応が示されていない教材については、当サイト独自の英検級への換算は行っていません。

教材選びでよくあるつまずきについては、「英語教材選び 失敗パターン7つ」(8/29公開予定)で詳しく扱います。


3. 月額通信型・市販単品型の到達点

教材/方法到達の目安位置づけ
こどもちゃれんじEnglish英語に親しむ英語に触れるきっかけや習慣づくり
ポピー Kids English小学校英語の準備年中〜小3向け。小学校の英語につなげる構成
モコモコイングリッシュ小学校英語小学校の英語学習指導要領に準拠
かけ流し+絵本+動画(単品型の組合せ)組み合わせる教材・期間によって異なる家庭で内容を組み合わせるため、英検級との一律の換算はできない

月額型教材は、買い切り型教材とは目的や教材量が異なります。

英語に親しむことや、毎日の学習習慣をつくることを重視した教材も多いため、到達レベルだけで買い切り型と比較するのではなく、「何を目的に使う教材なのか」で見ることが大切です。

市販教材を組み合わせる方法は、家庭によって内容も英語量も大きく変わります。

自由度が高い一方で、どんな音源・絵本・映像をどのくらい取り入れるかを家庭で考えていくスタイルです。


4. 目的から逆算するとどう選ぶ?

教材の到達レベルを見るときは、「どこまで行ける教材か」だけでなく、わが家がどこを目指しているのかから逆算すると選びやすくなります。

ゴール適した選択
小学校の英語授業で困らない月額型など、学校英語につながる教材を中心に検討
小学生で英検5級〜3級かけ流し型教材や市販教材の組み合わせに、必要に応じて英検対策を追加
小学生で英検準2級以上を目指す継続的に十分な英語量を確保できる教材・方法を検討し、必要に応じて英検対策を加える
読み書き(フォニックス)を軸にフォニックス指導を取り入れている教材(サンリオ・ミライコ等)

ここで大切なのは、到達レベルが高く設定されている教材ほど優れている、ということではないという点です。

たとえば、小学校英語への準備が目的なら、長期間の本格的なセット教材が必ず必要とは限りません。

反対に、小学生のうちから英検や読み書き、その先の英語力まで見据えるのであれば、短期間の教材だけではなく、長く続けられる仕組みも検討したいところです。

高価格帯の教材で迷っている場合は「DWE vs サンリオイングリッシュマスター」(8/25公開予定)で詳しく比較します。

ゴール別の教材戦略の全体像は、シリーズ最終盤の「目的別・英語教材戦略」(9/5公開予定)にまとめます。


まとめ

  • 到達レベルは、英検の級や学校英語を一つの共通目安にすると比較しやすい
  • 買い切り型には、幼児期から中学・高校英語まで長期的に取り組む設計の教材もある
  • 月額型は、英語に親しむことや習慣づくりを重視した教材が多い
  • 市販単品型は、組み合わせ方によって目指せるレベルが変わる
  • 公式が案内している内容・目標は保証値ではなく、実際の到達は毎日の取り組み方によっても変わる

教材を選ぶとき、「どこまで行けるか」は大切な比較ポイントです。

ただし、上限の高さだけで選ぶ必要はありません。

わが家が目指したいところと、毎日の生活の中で続けられる方法が合っているか。

この2つを一緒に考えると、教材を選びやすくなります。

地図が頭に入ったら、次はタイプ別の選び方(「幼児・小学生の家庭用英語教材はどう選ぶ? 全タイプ比較と選び方ガイド」)へ戻るか、毎日の取り組みの土台となる「かけ流しに効果はある? 時間・音量・音源の選び方まで完全ガイド」も参考にしてください。


よくある質問

Q

幼児のうちに英検を受けさせるべきですか?

A

必ず受ける必要はありません。この記事では、教材の到達レベルを比較しやすくするために、英検を一つの物差しとして使っています。英検を目標として活用する家庭もありますが、受験する時期はお子さんの年齢や取り組み方に合わせて考えてよいでしょう。初めて受ける場合は、リスニング中心の英検Jr.という選択肢もあります。

Q

到達レベルが高い教材を選べば、高い英語力が身につきますか?

A

必ずしもそうとは限りません。教材が案内している学習内容や目標は、教材選びの一つの目安です。実際には、取り組む期間や頻度、家庭での英語環境などによっても変わります。上限の高さだけでなく、家庭で継続しやすい教材かどうかもあわせて比較してください。

Q

対象年齢までの教材が終わったら、次はどうすればいいですか?

A

その後は、英語絵本の多読、オンラインレッスン、英検対策など、目的に応じて次の学習へつなげていく方法があります。小学生以降の組み立ては学年別ガイド(9/3公開予定)で扱います。


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更新履歴

2026年8月15日|DWEの記述を、現行公式の「高校卒業までに習う基本的な英文法をほぼ網羅」という表現に修正
2026年8月15日|サンリオ・パルキッズ・七田式等の現行情報を確認
2026年8月15日|英検準2級プラスを含む現在の級別目安へ更新

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