パルキッズ アイラブリーディングとは?96冊のレベル・使い方・読解力まで完全ガイド

パルキッズ I Love Readingは、I Can Readの次ステージとして、多読を通じて読解力を深める教材です。より長いストーリーと豊かな語彙に触れることで、読む力と語彙力が同時に伸びます。楽しみながら読み続ける中で、自然と英語のままの思考回路が完成。小学中学年以上向けの読書習慣づくりに最適です。

英語絵本を聞いたり見たりすることに慣れてくると、次に気になってくるのが、

「もう少し長い英文も読めるようになるには、どうしたらいい?」

ということです。

パルキッズのアイラブリーディング(I Love Reading!)は、アイキャンリードの次に位置づけられている英語絵本教材です。

アイキャンリードより一冊あたりの文章量が増え、語彙も増えます。

でも、いきなり長文を「読ませる」教材ではありません。

まず音を聞く。

オンラインレッスンの中で絵本を見る。

同じ文章に何度も触れる。

そこから少しずつ、

聞いて知っている英語を、目で読める英語へ。

アイキャンリードで作ってきた橋を、もう少し先へ伸ばしていく教材です。公式でも、アイキャンリード修了後の子どもを対象に、英語の読解力と語彙力をさらに伸ばす家庭用リーディング教材と案内されています。


アイラブリーディング(I Love Reading!)とは?

アイラブリーディングは、児童英語研究所が開発するパルキッズシリーズの英語絵本教材です。

現在の教材仕様は、

  • 対象:アイキャンリード修了生
  • 学習期間:2年間
  • レッスン期限:30カ月
  • 英語絵本:全96冊
  • 1か月4冊
  • 1日約30分のかけ流し
  • 1日約3〜5分のオンラインレッスン
  • 絵本の読み聞かせ
  • 暗唱・音読
  • サイトワーズ
  • プリント学習
  • 手作り絵本PDF

という構成です。

アイキャンリードと基本的な取り組み方は似ています。

でも、中身はしっかりレベルアップします。


アイキャンリードとの一番大きな違いは「文章量」

アイラブリーディングでは、アイキャンリードより長い英文に触れていきます。

公式では、収録単語数はアイキャンリードのおよそ3倍とされています。

96冊はSet A〜Dの4段階。

目安は、

セット1冊あたりの語数
Set A約80語
Set B約100語
Set C約120語
Set D約150語

です。

アイキャンリードでは、短く、繰り返しのある英文から始まりました。

アイラブリーディングでは、進むにつれて文章が長くなり、同じ表現の繰り返しも少なくなります。

つまり、

短い英文を知っている

少し長い英文にも触れる

一文だけでなく、まとまりとして読む

その方向へ進んでいきます。


96冊にはどんな内容がある?

アイラブリーディングは、単に文章量だけを増やした絵本ではありません。

内容もかなり広がります。

公式では、

  • 日常生活
  • 動物
  • 自然科学
  • 文化
  • 環境問題
  • 学校生活
  • 季節
  • 物語

など、幅広いテーマが収録されています。

タイトルを見ても、

“Dogs”

“Sharks”

“We Can Recycle It”

“Thanksgiving”

“I Love Basketball”

など、いろいろ。

さらに後半には、1つのお話をPart 1〜4で読むものもあります。

ここがアイキャンリードとの大きな違いです。

単語や短文だけでなく、「お話を少し長く追っていく」経験が増えていきます。


アイラブリーディングはどう進める?

基本はアイキャンリードと同じです。

1か月4冊。

その月の4冊分の音声を、毎日約30分かけ流します。

そして、1日約3〜5分のオンラインレッスン。

そこで、

  • 絵本読み聞かせ
  • 単語どっちあそび
  • 絵本内容クイズ
  • サイトワーズフラッシュカード
  • サイトワーズどっちあそび

などに取り組みます。

30分と聞くと、

「30分勉強?」

と思いますが、そうではありません。

かけ流しはBGM。

遊んでいてもいい。

食事をしていてもいい。

ほかのことをしながら流します。公式サイトでも、意識して聞く必要はなく、小さめの音量でBGMのように流す方法が案内されています。


親が96冊を読み聞かせる必要はありません

ここはアイキャンリードと同じです。

「英語絵本教材」と聞くと、

親が毎晩英語で読み聞かせる姿を想像しがちですが、基本の読み聞かせはオンラインレッスンの中に入っています。

公式でも、オンラインレッスンに取り組んでいるだけで、親が読み聞かせをしなくても読み聞かせの取り組みが成立すると説明しています。

ですから、

「私の英語で読めるかな」

と構えなくても大丈夫。

親が英語の先生になる教材ではありません。


Libraryでは96冊を何度でも見られる

アイラブリーディングも、ログイン後のLibraryから96冊の絵本を見ることができます。

好きな本を選んで、

ナレーションあり
ナレーションなし

で使えます。

公式でも、最初はナレーション付きで一緒に読み、慣れてきたらナレーションなしで自分で音読する使い方が紹介されています。

ただし、

取り組みとしては、かけ流しを終えたところまで。

先の本が画面に見えていても、急いで先取りする必要はありません。

まず音が入っている。

そのあと文字を見る。

この順番です。


「音声あり」から「音声なし」へ

最初は、ナレーションあり。

絵を見ながら、

音を聞く。

文字を見る。

同じお話に何度も触れる。

そのうち、

知っている言葉が増えてくる。

少し読めるところが出てくる。

そこでナレーションなしにして、

自分で読んでみる。

という使い方へ変えていけます。

最初から、

「はい、読んで」

ではありません。

十分聞いてから、読む。

ここはアイキャンリードから一貫しています。


アイラブリーディングと暗唱

アイラブリーディングにも、暗唱の要素があります。

ただ、

暗唱させるために親が覚えさせる

という取り組みではありません。

まず、その月の4冊をかけ流す。

オンラインレッスンの中で何度も見る。

音声と一緒に絵本を見る。

それを続けているうちに、

親が暗唱練習をさせなくても、自然にフレーズが口から出てくることがあります。

アイキャンリードより文章が長くなるので、全部を一気に言えることだけを目標にする必要もありません。

知っているところが出てくる。

お気に入りの一文だけ口にする。

そうして少しずつ暗唱に慣れ、読みの力に繋がっていきます。


アイラブリーディングでは「音読」の段階が近くなる

アイキャンリードでは、

聞く。

見る。

知っている単語を拾う。

というところから始まります。

アイラブリーディングになると、文章量が増えるので、

拾い読みから音読へ

という流れが、より見えやすくなります。

ただし、いきなりスラスラ読むわけではありません。

公式でも、アイキャンリード・アイラブリーディングの後、まず「拾い読み」から始まり、たどたどしい音読を経ていくと説明されています。

一語ずつ読む。

途中で止まる。

知っているところだけ読む。

それも途中の段階です。


「拾い読み」って何?

パルキッズでよく出てくる言葉です。

文章全部を流暢に読む前に、

知っている単語だけ拾って読む段階

があります。

たとえば一冊の中で、

全部は読めないけれど、

“dog”

“school”

“I like…”

のような見覚えのあるところは読める。

そうやって少しずつ、

文字と音が結びついていきます。

公式では、

読み聞かせ

拾い読み

音読

多読

という流れで読解力を育てていく考え方が示されています。

だから、

「一冊全部読めない=読めていない」

ではありません。


アイラブリーディングとフォニックス

アイラブリーディングは、

フォニックスのルールを順番に教える専用教材ではありません。

そこはアイキャンリードと同じです。

ただし、英語の音を十分聞き、その音と文字を何度も一緒に見ることで、

「この文字は、こういう音になるんだ」

という関係に少しずつ気づいていきます。

つまり、

フォニックスを覚えてから本を読む

という一方向ではなく、

本を読みながら、文字と音の規則にも触れていく。

という使い方です。


アイラブリーディングとサイトワーズ

オンラインレッスンには、

サイトワーズフラッシュカード
サイトワーズどっちあそび

があります。

さらに公式では、

アイキャンリードより一段レベルアップしたサイトワーズ

を扱うとしています。

文章が長くなるほど、

よく出てくる単語を毎回一文字ずつ読むのではなく、

見た瞬間に認識できることが助けになります。

ここは、アイラブリーディングが「長い英文」へ進むための大事な部分です。


「暗唱・フォニックス・サイトワーズ」のどれ?

アイラブリーディングも、一つには絞れません。

中心にあるのは、

十分に音を入れた英文を、絵本の中で何度も見ること。

その中に、

暗唱。

フォニックス的な気づき。

サイトワーズ。

拾い読み。

音読。

が重なっています。

なので、

暗唱・読み聞かせを入口にしながら、サイトワーズや音と文字の関係も使って、より長い英文へ進む複合型

と考えると分かりやすいです。


アイキャンリードとアイラブリーディングの違い

一番分かりやすくすると、こうです。

アイキャンリードアイラブリーディング
冊数96冊96冊
期間2年2年
基本対象読解への入口アイキャンリード修了後
かけ流し約20分約30分
文章量短め約80〜150語/冊
サイトワーズ基礎よりレベルアップ
方向音と文字をつなぐより長い英文へ
次の段階拾い読みへ拾い読み・音読、その先へ

現在の公式サイトでは、アイラブリーディングの学習対象者をアイキャンリード修了生としています。

ですから基本は、

I Can Read!

I Love Reading!

です。


アイラブリーディングから始めてもいい?

基本は、アイキャンリード修了後です。

なぜならアイラブリーディングは、最初から一冊80語程度あり、そこから150語程度まで増えていくからです。

英語絵本にあまり触れていない状態でいきなり始めるより、

まず短い英文をたくさん経験してからのほうが負担が少ない。

ただし、その子にすでに十分な英語絵本経験がある場合は、教材選びを個別に考える余地はあります。

年齢だけで決めるというより、

これまでどれだけ英語を聞いて、読んできたか。

そこから適切な教材を選ぶと安心ですね。


英検とアイラブリーディングの関係

ここはアイラブリーディングの特徴のひとつです。

公式ページでは、各Setの文章量について英検長文との比較目安を示しています。

  • Set A:約80語/英検5〜4級相当の目安
  • Set B:約100語/4級
  • Set C:約120語/4〜3級
  • Set D:約150語/3〜準2級

としています。これは英検長文の単語数と比較して算出した参考値で、英検の級そのものを保証するものではありません。

アイラブリーディング=英検対策教材

ではありません。

過去問を解くわけでも、

文法問題を練習するわけでもありません。

ただ、

英検の長文を読むときにも、

長い英文を読むことに慣れているかどうかは関係します。

その土台になる「読む経験」を積む教材です。


英検のために読ませる必要はありません

ここも大切です。

英検との関係が紹介されていると、

「じゃあ準2級のためにSet Dまでやらなきゃ」

となりがちです。

でも、それでは絵本が急に問題集になります。

今月の4冊を聞く。

オンラインレッスンをする。

同じ本に何度も触れる。

その積み重ねの先に、

長い英文にも慣れていく。

結果として試験の英文も読みやすくなる。

くらいの順番が自然です。


語彙もかなり増える

アイラブリーディングでは、アイキャンリードより語彙の幅も広がります。

日常生活だけでなく、

自然。

環境。

学校。

文化。

動物。

季節。

いろいろなテーマの文章に触れます。

ですが、語彙帳で、

「今日はこの10単語を覚える」

という方法ではありません。

絵本の中で、

何度も出会う。

音でも聞く。

絵でも見る。

文章の中でも見る。

そうやって語彙に触れていきます。


絵本内容クイズもある

オンラインレッスンには、

絵本内容クイズ

も入っています。

ただ、ここで親が、

「ちゃんと理解した?」

「何のお話だった?」

と横からテストしなくても大丈夫です。

公式サイトでも、英語絵本を使う際に親が理解を確認したり、答えを求めたりしないことを注意点として挙げています。

レッスンの中に必要な取り組みは入っている。

親は、それ以上テスト係にならなくていい。

この距離感が大切です。


文字を指で追わなくていい

これもパルキッズらしいところです。

英語絵本を見ていると、

つい親が、

「今ここ読んでるよ」

と指で文字を追いたくなります。

でも公式では、これを勧めていません。

子どもは、

絵を見る。

文字を見る。

気になるところを見る。

全体を見ながら、自分で音と文字の関係に気づいていく。

親が視線をコントロールしなくていい、という考え方です。


言い間違えても直さなくていい

音読したり、覚えている文を口にしたりすると、

発音や言い間違いが気になることがあります。

でも、

そこで毎回、

「違うよ」

と訂正する必要はありません。

読む時間まで採点時間にしない。

ここは大事です。


手作り絵本も96冊ある

アイラブリーディングにも、96冊すべての手作り絵本データがあります。

名前入りの絵本を印刷でき、

  • 手のひらサイズ
  • A6程度のサイズ

の2種類が用意されています。

紙で読みたい本だけ作る。

お気に入りだけ残す。

そんな使い方もできます。

もちろん、

全部作らなくても大丈夫。

オンラインレッスンだけでも基本の読み聞かせは成立します。


プリントは必須?

必須ではありません。

アイラブリーディングには、絵本の文章を書き出す「絵本書き出しプリント」があります。

ただし公式でも、プリントはプラスαの取り組みで、無理にする必要はないとしています。

余裕があれば。

やりたければ。

くらいでいい。

ここも、

「教材についているものは全部やる」

にしないほうが続きます。


Libraryを使うなら「好きな本」に戻れるのがいい

96冊全部が同じように好きになるわけではありません。

「これ好き」

という絵本が出てきます。

公式でもLibraryは、子どもが気に入った絵本を好きなときに繰り返して見るために使えると説明しています。

だから、

全部を均等に復習しなくてもいい。

好きな一冊を何度も見る。

それも絵本の使い方です。


Libraryを利用できるのは会員期限内

オンラインの音声、動画、各種データは、会員サポート期間内に利用できます。

アイラブリーディングは、学習期間2年、会員サポート期限30カ月、レッスン期限30カ月です。

オンライン上の96冊を永久に見られる教材ではありません。

ですから、

紙で残したい場合は、

利用期間中に手作り絵本データなどを確認しておくと安心です。


アイラブリーディングの次は?

パルキッズの読解力育成は、

アイラブリーディングで終わりではありません。

公式では現在、

読み聞かせ

拾い読み

パルキッズジュニアで音読

7-day English

The Book of Books

好きな英書で読書

というロードマップを示しています。

最終的な目的は、

教材をずっとやることではなく、

自分の好きな英語の本を読めるようになること。

なんですね。


ORTやScholasticとはどう違う?

ORTやScholasticは、市販の英語絵本・レベル別リーダーです。

自分で、

今のレベルに合う本を選ぶ。

買う。

借りる。

好きなシリーズを増やしていく。

という使い方ができます。

一方、アイラブリーディングは、

毎月4冊
+かけ流し
+オンラインレッスン
+サイトワーズ
+Library

まで、取り組みの流れそのものが教材になっています。

だから、

自由に好きな本を選びたい家庭なら市販リーダー。

選ぶところから全部仕組みに任せたい家庭ならアイラブリーディング。

という違いもあります。

もちろん、

両方あってもいい。

日本語の絵本も英語の絵本も、たくさん見せてあげたいですね。


アイラブリーディングがおすすめなのはこんな家庭

たとえば、

  • アイキャンリードを終えた
  • もう少し長い英文に触れたい
  • 英語絵本を自分で大量に選ぶのは大変
  • 聞く英語から読む英語へ進みたい
  • サイトワーズにも引き続き触れたい
  • 拾い読み・音読へつなげたい
  • 将来的に英語の児童書を読めるようになってほしい

という家庭には、選択肢のひとつになります。

一方、

自由に市販絵本だけを選びたい。

完全オフラインで使いたい。

という家庭には、別の方法もあります。

大切なのは、

その教材が良いかどうかだけではなく、わが家の生活に合うか。

です。


アイラブリーディングの価格

2026年8月19日現在、公式サイトでは、

定価 38,500円(税込)
会員価格 36,575円(税込)

です。

2年分のオンラインレッスン1人分と、30カ月分のサポートが含まれています。

また、アイキャンリードとアイラブリーディングをセットにした「リーディングマスターセット」は、

定価 73,150円(税込)
会員価格 69,493円(税込)

と案内されています。

価格やキャンペーンは変更されることがありますので、購入時には公式サイトで最新情報を確認してください。

また、資料請求後には7日間の体験レッスンを利用でき、体験を3日目まで進めると教材を会員価格で購入できる仕組みも案内されています。

→ パルキッズの資料請求・無料体験について詳しく見る


購入前に見ておきたいこと

アイラブリーディングは、

「絵本96冊で38,500円」

だけで考えると、実際の使い方が見えにくい教材です。

確認したいのは、

毎日30分のかけ流しを生活に入れられそうか。

3〜5分のオンラインレッスンを続けられそうか。

オンライン中心の使い方が家庭に合っているか。

アイキャンリードからの流れが今の子どもに合っているか。

です。

教材そのものではなく、

その教材を使っている「わが家の毎日」

まで想像してから決めると分かりやすいと思います。


アイラブリーディングは「長文を読ませる教材」ではありません

アイキャンリードより長い。

英検長文にもつながる。

サイトワーズも増える。

そう聞くと、

なんだか一気に「勉強」っぽく見えます。

でも、毎日の取り組み自体は大きく変わりません。

30分、音を流す。

数分、オンラインレッスンをする。

そこで同じ絵本に何度も触れる。

少しずつ、

知っている言葉が増える。

読めるところが増える。

長い文章にも慣れていく。

親が横から、

「今日は何語読めた?」

と確認する必要はありません。

読む力まで、

毎日の環境の中で少しずつ育てていく。

そこはアイキャンリードと同じです。


まとめ|アイラブリーディングは、短い絵本から「長い英文」へつなぐ96冊

アイラブリーディングは、

アイキャンリードの次に、

より長い英文へ進んでいくための96冊の英語絵本教材です。

毎月4冊。

まず30分かけ流す。

オンラインレッスンの中で絵本を見る。

サイトワーズにも触れる。

同じ文章に繰り返し出会う。

そこから、

拾い読み。

音読。

さらに長い英文へ。

少しずつ進んでいきます。

でも、

今日は読めた。

今日は読めなかった。

そこを毎日評価する必要はありません。

今日も英語が流れていた。

今日もいつものオンラインレッスンをした。

また一冊、知っている絵本が増えた。

それくらいで大丈夫です。

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