英検3級とは?中学卒業程度のレベル・出題形式・ライティングをわかりやすく解説

情報確認日:2026年8月17日
本記事の試験形式・試験時間・問題数・出題内容は、公益財団法人 日本英語検定協会の公式サイトおよび2026年度第1回の現行情報を確認しています。試験内容・検定料等は変更される場合があるため、受験前には必ず英検公式サイトで最新情報をご確認ください。

英検3級は、英検協会が「中学卒業程度」と示している級です。

5級・4級で身につけてきた基礎の先で、3級からは一次試験にライティングがあり、一次試験に合格すると二次試験の面接があります。

「3級になると何が変わるの?」
「ライティングは何語書けばいい?」
「リスニングは何回流れる?」
「面接では何をするの?」

そんなときに確認できるよう、2026年8月時点の現行形式を、英検公式情報を中心に整理します。

※英検協会は「3級合格に必要な単語数」を公式には公表していません。市販教材などでは目安の語彙数が示されることがありますが、本記事では公式に確認できない数字を「必要単語数」として断定していません。


英検3級の基本情報

項目2026年8月時点
公式のレベル目安中学卒業程度
一次試験リーディング・ライティング65分+リスニング約25分
二次試験英語での面接 約5分
リーディング30問
ライティングEメール1題+意見論述1題
リスニング30問
リスニング放送回数第1部1回、第2部・第3部2回
二次試験音読、パッセージ・イラストへの質問、自分自身についての質問など

英検3級では、身近な英語を理解し、使用できることが求められます。

英検公式のCan-doリストでは、日常的な話題について、基本的な語句を使った短い話や文章の概要・要点を捉え、自分の考えや感想を理由とともに伝える力が目安として示されています。


試験時間と形式

一次試験は、

  • リーディング・ライティング:65分
  • リスニング:約25分

です。

一次試験に合格すると、約5分の面接形式の二次試験に進みます。

2024年度第1回からの問題形式リニューアルで、3級はライティングが1題から2題になり、筆記時間も50分から65分へ延長されました。

古い問題集や解説記事には、2023年度以前の形式が残っていることがあります。これから対策を始める場合は、2024年度第1回以降の現行形式に対応した教材かを確認しておくと安心です。

検定料について

検定料は年度や受験方式・会場によって異なる場合があります。

最新情報は英検公式サイトで確認してください。

公益財団法人 日本英語検定協会
英検(実用英語技能検定)の公式ウェブサイトです。受験の申し込みや試験日程・検定料・過去問題の閲覧、合否の確認ができます。高校・大学への入試優遇や単位認定優遇、英語教育に従事される団体・学校関係者の方向け研修・セミナー情報もご覧ください。

4級から3級で変わること

① ライティングが加わる

3級の一次試験には、Eメールと意見論述の2題があります。

  • Eメール:15〜25語
  • 意見論述:25〜35語

短くても、自分の考えや必要な情報を英文で伝える力が求められます。

② 二次試験の面接がある

3級では、一次試験に合格すると面接形式の二次試験があります。

音読、パッセージの内容、イラスト、自分自身のことなどについて、面接委員と英語でやり取りします。

③ 扱う話題が少し広がる

家族、友達、学校、趣味、旅行、買い物などの身近な話題に加えて、海外の文化、人物紹介、歴史なども題材になります。

とはいえ、英検公式の目安はあくまで「日常的な話題」です。

「急に難しい社会問題ばかりになる」と構えなくても大丈夫です。

④ リスニングの放送回数がパートで違う

3級のリスニングは、

  • 第1部:1回
  • 第2部:2回
  • 第3部:2回

放送されます。

準2級とは回数が違うので、級をまたいで対策するときは注意したいところです。


英検3級の出題内容

リーディング

現在の3級のリーディングは30問です。

① 短文の語句空所補充:15問

文脈に合う適切な語句を選びます。

単語だけを単独で覚えるより、どんな文の中で使われるかも一緒に見ておくと理解しやすくなります。

② 会話文の空所補充:5問

会話の流れに合う文や語句を選びます。

前後のやり取りを見ながら、「この会話なら次に何が来る?」と流れを捉えることがポイントです。

③ 長文の内容一致選択:10問

掲示・案内、Eメール、説明文などを読み、内容についての質問に答えます。

一語ずつ訳すことにこだわりすぎず、まず「誰が・何について・何を伝えている文章か」をつかむ練習をしておくと取り組みやすくなります。


ライティング|2024年度リニューアル後

3級のライティングは2題です。

① Eメール問題

届いたEメールを読み、返信を書きます。

現在の公式形式では、15〜25語を目安に英文を書きます。

問題文の指示をよく読み、「何について返事を求められているのか」を確認してから書き始めることが大切です。

② 意見論述

QUESTIONについて、

  • 自分の考え
  • その理由を2つ
  • 25〜35語

で書きます。

英検公式では、意見論述について内容・構成・語彙・文法の4観点から採点すると案内されています。

最初から難しい表現を書こうとしなくても大丈夫です。

まずは質問にきちんと答え、自分が使える英語で理由を2つ書く練習から始められます。


リスニング

リスニングは約25分・30問です。

3つのパートに分かれています。

第1部:会話の応答文選択 10問

会話の最後の発話に対する、最も適切な応答を選びます。

放送は1回です。

第2部:会話の内容一致選択 10問

会話を聞き、その内容についての質問に答えます。

放送は2回です。

第3部:文の内容一致選択 10問

短い物語文や説明文を聞き、その内容についての質問に答えます。

放送は2回です。

3級では「全部1回」でも「全部2回」でもありません。

本番形式で練習するときは、この違いを知っておくだけでも慌てにくくなります。


スピーキング|二次試験

一次試験に合格すると、二次試験に進みます。

面接は約5分です。

公式の試験内容では、次のような課題があります。

  • 30語程度のパッセージの音読
  • パッセージについての質問
  • イラスト中の人物の行動や物の状況についての質問
  • 受験者自身のことなど、日常生活の身近な事柄についての質問

問題カードを受け取ったあと、パッセージを20秒間黙読してから音読します。

面接委員とのやり取りは英語ですが、完璧な英文を長く話す試験ではありません。

まずは質問を聞き、自分が言える英語で答える練習をしておくと、本番の流れがつかみやすくなります。


3級の対策で意識したいこと

① 単語数の数字だけを追いかけない

英検協会は、3級合格に必要な単語数を公式には公表していません。

市販教材などに語彙数の目安が載っていることはありますが、「○語覚えれば合格」と考えるより、短文・会話・長文・音声の中で何度も英語に出会うことも大切です。

② 読む・聞く中で文の形にも慣れる

3級では、中学校で学ぶさまざまな文法や表現が使われます。

ただ、「この文法を完璧に暗記しないと受けられない」と考えなくても大丈夫です。

英文を読んだり聞いたりする中で、「こういう言い方をするんだ」と少しずつ慣れていくことも土台になります。

③ ライティングは短い文から

意見論述なら、

自分の考え → 理由1 → 理由2

という流れを一つ持っておくと書き始めやすくなります。

Eメールも、問題文の指示に沿って必要な内容を入れることが第一です。

最初は語数内で書けなくても、少しずつで大丈夫です。

④ 面接は「試験の流れ」に慣れる

3級で初めて面接を受けると、英語そのものよりも、

「いつ読めばいい?」
「カードはいつ見る?」
「何問聞かれるの?」

という流れの方が気になることがあります。

英検公式にはバーチャル二次試験もあります。受験前に一度流れを見ておくだけでも、当日の安心につながります。

⑤ 過去問は現行形式を確認する

2024年度からライティングの形式が変わっています。

本番形式の練習には、2024年度第1回以降の現行形式に対応した過去問・問題集を使うのが分かりやすいです。

英検公式サイトでは、過去1年分の過去問とリスニング音源を確認できます。

公益財団法人 日本英語検定協会
英検(実用英語技能検定)の公式ウェブサイトです。受験の申し込みや試験日程・検定料・過去問題の閲覧、合否の確認ができます。高校・大学への入試優遇や単位認定優遇、英語教育に従事される団体・学校関係者の方向け研修・セミナー情報もご覧ください。

おうち英語をしている子も、まずは形式を知れば大丈夫

普段から英語を聞いたり、絵本を読んだり、会話を楽しんだりしてきたお子さんでも、英検には英検ならではの問題形式があります。

だから、

「おうち英語をしているから必ず有利」
「特別な英検対策をたくさんしないと受からない」

と、どちらかに決めつけなくても大丈夫です。

まず過去問を一度見て、

  • どんな問題が出るのか
  • ライティングでは何を書くのか
  • 面接はどんな流れなのか

を知るところから始めれば十分です。

普段の英語の時間を全部試験勉強に変える必要はありません。


英検3級は受験でどう使われる?

英検は、学校によって入試や単位認定などに活用されることがあります。

ただし、どの級・CSEスコアを、どのように利用するかは学校・学部・年度によって異なります。

「3級を持っていれば必ず有利」と一律には言えません。

受験での利用を考えている場合は、志望校の最新の募集要項を確認してください。

英検協会には、英検を入試等に活用している学校を検索できるページがあります。

入学前も入学後も、英検が決め手!英検・TEAP・IELTS 活用校検索

合格率について

ネット上では「英検3級の合格率は○%」という数字を見かけることがあります。

ただし、英検協会は現在、級別の合格率を公表していません。

そのため本記事では、古い年度の合格率を現在の難易度を示す数字として使用しません。

「何%の人が受かるか」よりも、今の問題形式を知って、お子さんが必要なところを少しずつ準備できれば十分です。


まとめ|3級から「書く・話す」も試験に入る

英検3級は中学卒業程度。

2026年8月時点では、

  • リーディング・ライティング65分
  • リスニング約25分
  • ライティングはEメール15〜25語+意見論述25〜35語
  • リスニングは第1部1回、第2部・第3部2回放送
  • 二次試験は約5分

という形式です。

3級になると、ライティングや面接が加わるので、最初は「やることが増えた」と感じるかもしれません。

でも、全部を一度に完璧にする必要はありません。

これまで英語に触れてきた時間を土台にしながら、本番が近づいたら問題形式に少しずつ慣れていけば大丈夫です。


参考・公式確認先

  • 英検公式|3級の過去問・試験内容
    https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_3/
  • 英検公式|3級の試験内容
    https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_3/solutions.html
  • 英検公式|2024年度 問題形式リニューアル
    https://www.eiken.or.jp/eiken/2024renewal/
  • 英検公式|英検Can-doリスト(3級)
    https://www.eiken.or.jp/eiken/about/cando/list/grade_3.html
  • 英検公式|3級ライティングテスト採点の観点
    https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/2017scoring_3w_info.html

更新履歴

  • 2026年8月17日|英検公式の現行情報を再確認し全面改稿。一次試験を「リーディング・ライティング65分+リスニング約25分」、二次試験を「約5分」に修正。ライティングを「Eメール15〜25語+意見論述25〜35語」に修正。リーディング30問、リスニング30問に統一し、リスニング放送回数を「第1部1回、第2部・第3部2回」に修正。現在非公表の合格率を削除。英検協会が必要単語数を公表していないため、約2,100語を公式必要語数のように断定する記述を削除。パルキッズ固有の記述、「おうち英語なら有利」「1〜2か月で十分合格可能」など根拠を示せない断定を削除。二次試験内容を現行の音読・パッセージ・イラスト・受験者自身への質問に修正。


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