子どもの英語絵本は何から読む?レベル別おすすめシリーズ・多読教材完全ガイド

英語絵本を読んでみよう。

そう思って探し始めると、

ORT。

I Can Read!

Scholastic。

Step into Reading。

Oxford。

……いっぱいあります。

そして次に、

「結局、うちの子にはどれ?」

となります。

年齢で選ぶ?

英語歴で選ぶ?

文字が読めるかどうか?

レベル表示を見る?

英語絵本にはいろいろな選び方がありますが、おうち英語ならまず、

「今、どんなふうに英語の本を楽しめそうか」

から考えてみると選びやすくなります。

このページでは、

英語の音や絵本に触れる

短い本を読む

自分で読む

少し長い物語を読む

多読・児童書へ

という流れで、英語絵本やリーディング教材をまとめます。


年齢だけで決めなくて大丈夫

海外の英語絵本には、

3歳〜。

4〜7歳。

Grade 1。

など、年齢や学年の目安が書かれていることがあります。

でも、日本のおうち英語では、

同じ6歳でも、

小さい頃から英語を聞いてきた子。

これから英語絵本を始める子。

すでに自分で英文を読んでいる子。

それぞれ違います。

だから、

「6歳だから、このLevel」

と決めなくても大丈夫。

年齢表示は参考にしつつ、

今、気持ちよく楽しめそうな本

を選んでいきます。


迷ったら、まず今のリーディングレベルを見てみる

「そもそも、どのあたりから探したらいいのか分からない」

という場合は、先にこちらから見ても大丈夫です。

英語リーディングレベル診断

ORTやOxford Bookworms、パルキッズ教材などを含めて、

今どのあたりの読み方をしているか

を整理できるページです。

「何歳だから」ではなく、

今の読み方から次の本を探したいときに使えます。

英語リーディングレベル診断|Bookworms・ORT・パルキッズ教材、いまどのレベル?


① まずは英語の音と絵本にたくさん触れたい

パルキッズ アイキャンリード

アイキャンリードは、96冊の英語絵本を使ったパルキッズのリーディング教材です。

まず、かけ流しで英語の音に触れる。

そのあとオンラインレッスンの中で、

音声。

絵。

文字。

を一緒に見ていきます。

毎月4冊ずつ取り組み、オンラインレッスンではその中から2冊がランダムに登場します。

同じ絵本に繰り返し触れているうちに、

知っているフレーズが自然に口から出ることもあります。

親が毎回、

「読めた?」

「覚えた?」

と確認しなくても大丈夫。

まず英語の音と絵本が毎日の中にある。

そこから読む力へつなげていくタイプです。

パルキッズ アイキャンリードとは?96冊の使い方・暗唱・フォニックスまで完全ガイド


② 短い絵本から、少し文章量を増やしたい

パルキッズ アイラブリーディング

アイラブリーディングも、96冊の英語絵本を使う教材です。

アイキャンリードより、一冊あたりの文章量が増えていきます。

短い英文を楽しむところから、

少し長い文章。

まとまりのある文章。

そして読解へ。

少しずつ進んでいきます。

こちらも、

「今日は何冊読ませよう」

と親が本を管理するタイプというより、

毎日の英語環境の中に絵本を組み込んでいく教材です。

パルキッズ アイラブリーディングとは?96冊のレベル・使い方・読解力まで完全ガイド


③ とても短い本から文字を読み始めたい

Scholastic Sight Word Readers

まだ長い英文は大変。

でも、

文字にも少し興味が出てきた。

そんな時期に使いやすいのが、

Scholastic Sight Word Readersです。

25冊の小さな英語絵本を使って、よく出てくるサイトワーズ50語に繰り返し触れます。

一冊が薄く、

文章も短い。

だから、

「英語の本を一冊読んだ」

という経験を作りやすいシリーズです。

単語カードだけでサイトワーズを覚えるのではなく、

絵本のお話の中で何度も出会える

のも特徴です。

Scholastic Sight Word Readersとは?25冊・50語で学ぶサイトワーズ英語絵本完全ガイド


④ 親子で一緒に読むところから始めたい

Biscuit

黄色い子犬のBiscuitが主人公のシリーズです。

Biscuitには、I Can Read!のMy Firstに位置づけられる本が多くあります。

短い英文。

繰り返し表現。

分かりやすい絵。

よく出る言葉。

最初から子ども一人で読むというより、

親子で一緒に読むところから、自分でも少し読んでみる

という時期に使いやすいシリーズです。

Biscuitにはフォニックス向けの商品もあるので、キャラクターを気に入ったら、そのまま読みを広げることもできます。

Biscuit英語絵本とは?I Can Readのレベル・サイトワーズ・フォニックスまで完全ガイド


⑤ 少しずつレベルを上げながら読みたい

Oxford Reading Tree(ORT)

おうち英語でよく知られているレベル別リーダーのひとつが、

Oxford Reading Tree(ORT)です。

最初は文字のない本や、とても短い英文から。

そこから少しずつ文章量が増えていきます。

Biff。

Chip。

Kipper。

同じ家族が何度も登場するので、

初めての本でも、

「知っている子たちのお話」

として入りやすいのも特徴です。

レベルが細かく分かれているため、

今の読み方に近いところから少しずつ進みたい

家庭には使いやすいシリーズです。

Oxford Reading Tree(ORT)とは|読みの一歩目から刻んである定番シリーズ


⑥ Oxfordの本を家庭向けの段階で選びたい

Read with Oxford

Oxfordの本を家庭で選びやすいように整理したシリーズが、

Read with Oxfordです。

Stage 1〜6に分かれています。

最初の読み。

フォニックス。

短い物語。

自力読み。

そして、より長い本へ。

少しずつ進めます。

ORTと同じOxford系ですが、まったく同じシリーズではありません。

「Oxfordの本が気になるけれど、家庭ではどう選べばいい?」

というときに見ておきたいシリーズです。

Read with Oxfordとは?Stage 1〜6のレベル・年齢・フォニックス・ORTとの違いまで完全ガイド


⑦ 好きなキャラクターやテーマから選びたい

Step into Reading

Step into Readingは、

Step 1〜5

で構成されるレベル別リーダーです。

キャラクターもの。

動物。

科学。

歴史。

ノンフィクション。

など、題材がとても豊富です。

レベルだけでなく、

「これ読みたい!」

から選びやすいのがいいところ。

恐竜が好き。

動物が好き。

好きなキャラクターがいる。

そんな興味から英語の本へ入ることもできます。

Step into Readingとは?Step 1〜5のレベル・年齢・フォニックス・おすすめの選び方完全ガイド


⑧ 短い絵本から「本らしい本」へ進みたい

Scholastic Acorn

短い英文なら読める。

でも、

文字がたくさん並んだチャプターブックはまだ長い。

そんな間に置きやすいのが、

Scholastic Acornです。

読みやすい文章。

短いストーリー。

フルカラーのイラスト。

同じキャラクターが続くシリーズ。

「英語を読む練習」というより、

少しずつ、

自分でお話を読む

感覚が強くなっていきます。

Acornの先には、同じScholasticのBranchesというearly chapter bookシリーズもあります。

Scholastic Acornとは?対象年齢・レベル・おすすめシリーズ・Branchesとの違いまで完全ガイド


⑨ もう少し長いお話を楽しみたい

Frog and Toad

日本では、

「がまくんとかえるくん」

として知られているFrog and Toad。

一冊に5つの短いお話が入っています。

短い初級絵本より文章量は増えます。

でも、

本格的な児童書ほど長くありません。

会話も多く、

絵もある。

そして何より、

FrogとToadのやりとりがおもしろい。

このあたりから、

「この単語を読めた」

より、

「この話、おもしろい」

が少しずつ主役になってきます。

Frog and Toadとは?英語絵本4冊の順番・レベル・年齢・読みやすさ完全ガイド


⑩ フォニックスから「自分で読む」を支えたい

Read Write Inc. Phonics

Read Write Inc. Phonicsは、ほかのページで紹介している絵本シリーズとは少し役割が違います。

こちらは、

文字と音の関係を使って英語を読むためのフォニックスプログラム。

「知らない単語が出てくると止まってしまう」

「文字から音へつなげる方法を知りたい」

というときには、

フォニックスという入り口があります。

絵本をたくさん読むことと、

文字を読む方法を知ること。

どちらか一方だけに決める必要はありません。

Read Write Inc. Phonicsとは?フォニックス・Speed Sounds・レベル・読み方まで完全ガイド


その先、多読へ進みたくなったら

英語絵本を読めるようになってくると、

次は、

もう少し文章量のある本。

少し長い物語。

児童書。

へ興味が広がっていきます。

ここから先にも、ちゃんと途中の本があります。


Oxford Bookworms Library

Oxford Bookworms Libraryは、

7段階でレベル分けされた多読用のリーダーシリーズです。

「絵本から、その先へ行きたい」

というときに、

急に難しい原書へ飛ばなくても大丈夫。

自分に合うレベルから、少しずつ文章量のある本へ進めます。

Oxford Bookworms Library とは|7段階で選ぶ多読の定番シリーズ


7-day English

英語の本をたくさん読む前に、

もう少し、

読むことそのものをスムーズにしたい

という場合には、こんな教材もあります。

7-day Englishは、

多読へ進む前に「読みの技術」を鍛える素読教材です。

7-day English とは|多読の前に「読みの技術」を鍛える素読教材


The Book of Books

さらに文章量のある本へ進み、

本格的な英文をたくさん読みたい。

その先には、

The Book of Books

のような多読教材もあります。

最初の一冊として選ぶ教材ではありません。

でも、

英語絵本から始まった「読む」が積み重なっていくと、

こういう世界までつながっています。

The Book of Books とは|のべ56万語、本格的な英文学で仕上げる多読教材


英語絵本・多読教材を一覧から探したい方へ

「一冊ずつではなく、いったん全体を見比べたい」

という方はこちらへ。

絵本から多読教材まで、レベル別にまとめています。

英語絵本・多読教材まとめ|レベル別に選べる完全ガイド


英語絵本の順番は、一本道ではありません

ここまで順番に紹介しましたが、

実際のおうち英語は、

こんなにきれいな一本道ではありません。

ORTを読みながらBiscuitも読む。

Sight Word Readersを読んでいたのに、

また簡単な絵本へ戻る。

Acornを読めるのに、

今日は親に絵本を読んでもらう。

全部ありです。

「この本が読めるようになったから、もう前の本は卒業」

ではありません。

好きな本なら、

何度戻ってもいいんです。


「難しい本が読める」より「読みたい本がある」

レベル表示を見ると、

どうしても、

次はLevel 2。

次はStage 4。

と上へ進みたくなります。

もちろん、

本を探す目安としてレベルは便利です。

でも、

レベルを上げることそのものが読書の目的ではありません。

犬が好きだからBiscuit。

FrogとToadがおもしろいからもう一回。

恐竜が好きだからStep into Reading。

それで十分。

英語を読むために好きな本を探すのではなく、好きな本を読むために英語を使う。

少しずつ、そんなふうになっていけばいいと思います。


「読む方法」から探したい方へ

英語絵本を選ぶより、

「そもそも、どうやって英語を読めるようになるの?」

が気になる方は、

暗唱・繰り返し
フォニックス
サイトワーズ

という3つの入口から整理したガイドへ。

子どもが英語を読めるようになるには?暗唱・フォニックス・サイトワーズ完全ガイド


「読めるようになった、その先」を知りたい方へ

短い本を少し読めるようになって、

「ここからどうやって読解力や多読につなげるの?」

という方はこちらです。

初級リーダーから、

Frog and Toad。

Acorn。

チャプターブック。

そして児童書へ。

読む力がどう広がっていくかをまとめます。

子どもの英語読解力はどう育つ?初級リーダー・多読・児童書への進み方完全ガイド


まとめ|今の子どもに「ちょうどいい一冊」から

英語絵本には、

本当にたくさんのシリーズがあります。

だから、

全部そろえなくても大丈夫。

一番人気だから。

有名だから。

○歳だから。

ではなく、

今のわが家なら、どれが気楽に楽しめそうかな。

そこから一冊選んでみる。

合えば続ける。

違ったら別の本を読む。

それくらいでいいと思います。

本を読む時間が、

子どもの力を確認する時間ではなく、

親子で一緒に楽しめる時間であれば十分です。